G-18 地図

地図を作る

宿題-12

自分の家、または、自分の会社(実在する場所という意味)の位置を示す地図を作る

  1. 紙にデザインのラフを描く
  2. 講師にデザインについてのアドバイスを受ける
  3. bace.aiデータをコピーして名前を付け、データを開く。
  4. 書類設定をする……ファイル → 書類設定
    レイヤーの計画を立てる。レイヤーを2つ以上使う……仕上がり線、文字、地図図面やイラスト等
  5. 地図作りのための材料を用意する……
    1.上のレイヤーに、文字を打つ(すべて、バラ打ちにする)
    2.印(ポイント)を作る
    3.道路(図面、ケイ)を描く
  6. 文字のフォントや大きさを決め、印(ポイント)をおおよそ、レイアウト(配置)する
  7. 全体をだんだんと、レイアウトする
  8. 色(グレイ)を付ける
  9. 一度プリントをする
  10. プリントを見て、細部をチェック、手直しする
  11. 講評
  12. 直す
  13. 色をつける
  14. 完成

ポイント

なるべくシンプルな地図作りを心がける
なるべく道路は、長方形として作るのではなく、ケイとして作り、ケイを太くする
道路は多くても3種類(少ない方がよい)の太さに統一、シンプルにする
目的の場所を分かり易く表示する

サンプル

SS 2016-01-22 18.12.36 SS 2016-01-22 18.12.46 SS 2016-01-22 18.12.55 SS 2016-01-22 18.13.02

G-17 DTPフィニッシュ

総集練習ー6

下記画像を見て、Illustratorで同じようなものの、DTPフィニッシュデータを作る

SS 2016-01-22 17.19.33

用意されたコピー(文字原稿)………練習-6–文字原稿
写真2点…………………………… サッカー写真A、サッカー写真B

条件

仕上りサイズ………A4タテ(サイズは自分で調べる)
刷り色数……………4C(4色刷りということ)

SS 2016-01-22 17.21.12

SS 2016-01-22 17.21.57

いつも、以下のことを意識してDTPフィニッシュデータを作る

  1. 「豊かなスウォッチパレット」のベースデータを使用すること
  2. 「バラ打ち」と「箱打ち」を上手に使い分ける
  3. 必要に応じて、レイヤーを上手に使う
  4. 写真は埋め込まないこと
  5. フォントは適正なフォントを使用しているか?
  6. 写真のトリミングは正しくされているか?
  7. 版面(はんずら)を理解し、活用しているか?
  8. ガイドラインを理解し、活用しているか?
  9. 細部にわたるまで、DTPフィニッシュ処理はされているか?(合うべきところは、ぴったり合っているか?)
  10. 色の使い方は適正か?

DTPフィニッシュ制作手順

基本

  1. イラストレーターのベースデータ(スウォッチの色が豊富もの)を用意し、データに名前をつける
  2. データを開く
  3. 書類設定をチエック。必要であればし直す。アートボードを、作りたい紙面(仕上がり)より一回り大きく
  4. 必要であれば、レイヤーの計画を立てる
  5. 紙面(仕上がり線)を作図する。囲みケイは、0.3pt、塗りはなし
    (仕上がり線をアートボードのほぼセンターにレイアウトする)
  6. 基準となるガイドラインを作る。(おおよそではなく、しっかりしたもの)
    例えば
    ●版面(はんづら)のガイドライン     
    ●センターのガイドライン
    ●その他分かっているものがあれば、ガイドラインを作る
    (レイアウト途中で思いついたときに、途中で作っても問題ない)

文字

  1. 文字を打つ、または、用意されているテキストデータをIllustratorにペーストする
  2. まず、基本として、文字の全部を選択し、以下の基本の指定をする
    SS 2016-01-22 17.27.03
  3. 文字を、必要に応じて、バラ打ち、と箱打ちに分ける

写真

  1. 写真データのチェック(カラーモードをCMYKにする、写真フォーマトをpsdまたはepsにする)
  2. 写真の中の不要な文字を取る
  3. フォトショップ上で写真のトリミングの必要があれば、する
    (おおまかなトリミングでよく、最終的にはイラストレータでトリミングをする)
  4. 写真をIllustratorに配置する
  5. イラストレータ上で写真の位置に、写真をクリッピングマスクする(埋め込みをしないこと)
    (写真が美しくなるように、クリッピングマスクする)

レイアウト

  1. 大きなもの(例えば写真)から順にレイアウトをしていく
  2. 見本を見ながら、おおまか、レイアウト(配置)する。
    ●しやすい、決めやすいところからデザインする。
    ●全体的に仕上げる。(1部分を確実にレイアウトするのではなく、全体的に、平均的にレイアウトを進める)
  3. グリット(ガイドライン)を見直す(ガイドラインはいくつ作ってもよい)
  4. 見本を見ながら、文字に関しての指定をする。
    ●フォント  ●文字の大きさ  ●字間  ●行送り
  5. 色をつける。

仕上げ

  1. おおまかデザインができたら、各所のチェック、微調整をする
  2. 一度プリントして、最終的に、各所のチェック、微調整をする

G-16 総集、画像修正、文字組み、表組み

★★

画像のいらない部分を消す

資料19.psd練習ー36

画像の中の文字を消去して、きれいにする。あらゆる技術を駆使する

SS 2016-01-22 15.00.28

★★★

総集

総集練習ー1

A4の仕上がり線を、アートボードのほぼセンターに作り、10ミリの空きの版面(はんずら)ラインを作る

SS 2016-01-22 15.04.26

総集練習ー2

A4の仕上がり線に対しての、縦、横のセンターのガイドラインを作る

センターのガイドラインについて
SS 2016-01-22 15.05.04
レイアウトの前に天地左右のセンターの位置を割り出しておくと便利
1.アウトライン画面にする
2.仕上がり線のセンターのポイントに対して、ガイドラインを引く(画面を拡大すると正確である)
デザインをするための基本である。
ここからデザイン制作をスタートさせる  

★★★

段組みを作る。

段組みとは、「文字のリンク」のことである

SS 2016-01-22 15.06.58

総集練習ー3

段組みの段を作る。均等な長方形を数個作る

SS 2016-01-22 15.07.39

  1. 仕上がり線を作る 
  2. 版面ラインを作る
  3. 適当な長方形をひとつ作る
    SS 2016-01-22 15.08.10
  4. 「繰り返しの作業」でほしい数まで長方形を増やす
    間隔は全体のバランスをとり、良くする
    (長方形との長方形間隔は文字(本文)の2〜3字分)
    SS 2016-01-22 15.08.44
  5. 作った段組みを選択する
  6. 最上部を基準に、下の版面ラインまで拡大(縮小)する
    SS 2016-01-22 15.09.15
  7. 段組みをガイドライン化する

ポイントAが Bより広い…………ベスト
AとB が同じ広さ……ベター
AよりBが広いこと……ワースト

SS 2016-01-22 15.09.40

Bの広さは、本文の2〜3字分の空き

★★★

表組みのベースを作る。

総集練習ー4

ひとつの長方形の中に、幅20ミリの5段の表組を作る

SS 2016-01-22 15.50.48

  1. 表組の外側になる囲みパスを作る
    SS 2016-01-22 15.51.29
  2. 環境設定で、移動するための数値として、20ミリを入力する
  3. ダイレクト選択ツールで上の辺だけをを移動複写して、5つの段を作る
    SS 2016-01-22 15.54.02
  4. 表組の囲みケイの下の辺のケイを、
    増やした最下部のケイまで移動するSS 2016-01-22 15.55.00
  5. 重なった2本のパスの1本を削除する
    SS 2016-01-22 15.55.13

表組みのケイ線の表現

表組上、仕切りとなるケイ線を太くする

SS 2016-01-22 15.57.26

表組みの色オビの表現

表組上、仕切りとなるオビに色をつける

SS 2016-01-22 15.57.42

総集練習ー5

表組用のテキスト打ち

解説デザイナーがレイアウトしやすいような順に打つ。デザイナーがレイアウトしやすいような順とは、

  1. 組んである順に、文字を打つこと
    SS 2016-01-22 16.00.14
  2. 横方向に打つのか、縦方向に打つのか、見極める
    SS 2016-01-22 16.00.23

見やすい表組みとは

  1. 文字を読みやすく、小さ過ぎなくする → 周囲のレイウトに影響するが、最小でも6.5ポイント以上の大きさであること
  2. ケイ線と文字との間隔をキープする → 文字の行送りをたっぷり取るという意味。理想は、文字の大きさのポイントの2倍以上の行送りをキープすることゆったりとした表組が美しい
  3. 表の内容を十分理解すること → 内容が理解できないときは、正直に原稿を作った人に聞く
  4. 見やすい、ふさわしいフォントにする →(中ゴシック)
  5. 意味がある系統だった色付けをする → 1色の場合は表組みに網がけ(グレーなど)
    SS 2016-01-22 16.04.14
  6. 文字をどこに揃えるかを検討する → 左、センター、右左右いっぱいの3通り

ポイント制約、条件によっては、何かが犠牲になることもある。

表組01.xlsxやってみよう ①

上記、例の表組を下記の条件の表組にレイアウトする

条件文字の大きさを10otにして、表組の大きさは、成り行き
美しく組む

手順

  1. 適正なフォントを指定する
  2. 文字を10ptに指定する
  3. 4つのブロックの「バラ打ち」状態にする
    (文字原稿がまとまったひとつのプロックになっているのを、必要な4つのバラ内にするということ)

    SS 2016-01-22 16.09.47
  4. 4つになった「バラ打ち」の文字をおおよそ配置する
  5. 行送りをおおよそ、指定する
  6. ケイ線でおおよそ、表を組む
  7. 見やすく、美しくレイアウトする
  8. 外側のケイを太くする、その他のケイの太さは統、細く
  9. 色オビを作る
8-2.doc宿題-12

文字データ資料12-3の原稿を表組にレイアウトする

10-2 スマートフォン対策

cssで分ける

cssファイルをデバイスによって振り分ける

</head>前にいれる

<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1.0" />

スマホだったら(480px以下)だったらmobile.css、ipad(481~900px)だったらtablet.cssを読み込む

       <link rel="stylesheet" media="screen and (max-width: 900px)" href="<?php echo get_stylesheet_directory_uri(); ?>/css/tablet.css">
    <link rel="stylesheet" media="screen and (max-width: 480px)" href="<?php echo get_stylesheet_directory_uri(); ?>/css/mobile.css">

スマートフォン用cssにいれとく

* {
    word-break: break-all;
    -webkit-touch-callout:none;
    -webkit-tap-highlight-color:rgba(255,255,0,0.4);
    -webkit-text-size-adjust:none;
}
body {
    font-size: 15px;
    line-height: 1.3;
    font-family: ArialMT, "Hiragino Kaku Gothic ProN", "ヒラギノ角ゴ ProN W3"; /* iPhoneバンドル */
     -webkit-text-size-adjust: none; /* 文字の拡大縮小を防ぐ */
}
 

1つのcssファイルで分岐する

style.cssの一番下に貼り付け、サイトの幅が767px以下なら読み込む

@media(max-width:767px){   }

 

ディレクトリで分ける

スマホだったらスマホディレクトリに自動振り分け

ルートディレクトリに.htaccessを作り下記を記述しアップロード

<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_USER_AGENT} (iPhone|Android.*Mobile|Windows.*Phone) [NC]
RewriteCond %{QUERY_STRING} !mode=pc
RewriteRule ^$ /sp/ [R,L]
</IfModule>

もしwordpressサイトなら# BEGIN WordPress の前に記述 スマホユーザーがPCサイトを見たい時のためにPC用ページへのリンクを加えておく

<a href="http://www.example.com/?mode=pc">PC用サイトはこちら</a>

スマホサイトはインデックスさせないならhead内(との間に)に下記を記述

<meta name="robots" content="noindex" />

 9-1seo対策「検索ロボットの制御」を参考に

G-15 photoshop文字、画像修正、別フォーマットで保存

★★

資料13.psd画像に文字を打つ

  1. ツールボックス → 横文字打ちツール → 打ちたいところをクリック→ 文字を打つ
  2. 選択して、フォント、大きさ、色などを指定

ポイント自動的にレイヤーが増える

★★

画像修正をする-1

アナログの時代は、「画像修正」はデザイナーが「印刷・製版」に指定のみをして、修正は「印刷・製版」がしていたが現在はグラフィックデザイナーがすることが多い
しかし、デザイナーに大切なことは、「何々を、したい」と思うこと。どこをどう修正すればいか、
写真の悪いところを見抜く目を養うことが重要である。
以下の写真修正は、デザイナーの立場から「写真を見る目」を養う観点からも、学ぶ

よくある修正

  • 明るさを変える…………………………………暗い画像を明るくしたい。オーバーな写真を暗くしたい
  • コントラストを調整………………………………濃淡の差をつけたり、濃淡をあいまいにしたい
  • ピントをシャープにする…………………………輪郭を強調して、シャープに見せたい、画像をくっきりさせたい
  • 色かぶりや、色浮きを抑える……………………本来の色に対して、他の色の影響をおよぼしたくしたい
  • 鮮やかにする。鮮やかさを抑える………………色の濁りを取って、鮮やかにしたい。色を鮮やかにしたい
  • ソフトにする………………………………………輪郭をあいまいにして、画像をソフトにしたい
  • 絵柄の一部の色を変える、色調を変える……絵柄の一部の色を変えたい。色調を変えたい
  • 肌色の調子を出す………………………………健康的な感じとかに、肌色の調子を出したい
  • 色の濃さを変える………………………………色の調子を濃く、または淡くしたい
  • 写真の中のじゃまな物、傷を消す………………傷や汚れをなくしたい
  • 画像をコピーする…………………………………コピーして、同じ絵柄を増やしたい

画像修正の基本のツール

ほとんどのデザイナーは、基本の4つ程度の中から、3つ程度、自分で使いやすい方法を見つけている

  • メニューバーの「イメージ」より → 色調補正
    1.明るさ、コントラスト  
    2.色相、彩度  
    3.バリエーション
    4.トーンカーブ
    5.レベル補正   
  • メニューバーの「フィルター」より → いろいろ

画像の修正をする

注意この練習では過度にしてよいが、実践では全体的に修正を、過度にしないこと

資料13.psd画像全体を明るくする

露出アンダーな写真を明るくしたい。露出オーバーな写真を暗くしたい

  1. メニューバーのイメージ → 色調補正 → 明るさ、コントラスト
  2. 明るさのスライドを動かす

資料13.psdコントラストを調整

濃淡の差をつける。

  1. メニューバーのイメージ → 色調補正 → 明るさ、コントラスト
  2. コントラストのスライドを動かす

注意難しいのであまり触らない

資料13.psd部分的に画像を明るくする

  1. 選択ツールなどで明るくしたい箇所を選択
  2. メニューバーのイメージ → 色調補正 → 明るさ、コントラスト
  3. 明るさのスライドを動かす

資料13.psdピントをシャープにする

画像をくっきりさせる。輪郭を強調して、シャープに見せかける。わかりやすいように写真を拡大しておく

  1. メニューバー → フィルター → シャープ
  2. 「シャープ」または「シャープ強」

資料14.jpg色かぶりを抑える-1

本来の色に対して、他の色の影響がおよんでいること

  1. 色かぶりの部分を選択ツールで選択(人物の部分をペンツールで選択して選択範囲にする)
  2. メニューバー → イメージ → 色調補正 → トーンカーブ
  3. CMYKの部分を触りたい色(マゼンダ M)にする
  4. グラフの中心を下げて修正
     (単色を修正するのに便利)

注意急に色味が変わると不自然なので、境界をぼかすことが必要なときもある
選択したあとで → メニューバー → 選択範囲 → 選択範囲を変更 → 境界をぼかす → 数値、5〜20

資料14.jpg色かぶりを抑える-2

  1. 色かぶりの部分を選択、または、全体を選択する
  2. メニューバー → イメージ → 色調補正 → レベル補正
  3. トーンカーブと同じように、CMYKの部分を触りたい色(マゼンダ M)にする
  4. グラフの中心を左に動かし修正

資料15.jpg鮮やかにする、鮮やかさを抑える

色の濁りを取って、鮮やかにする。色を鮮やかにする、反対色をおさえる

  1. 色の濁りがある部分を選択してまたは、全体を選択する
  2. メニューバーのイメージ → 色調補正 → 色相、彩度で修正

ポイント背景をコピーして加工、比べてみる

資料12.jpgソフトにする

画像全体、または一部ををぼかす

  1. 画像全体、または一部を選択する
  2. メニューバー → フィルター → ぼかし → ぼかし(ガウス)
  3. 数値は3程度

ポイントほかの種類の「ぼかし」も各自で試してみること

画像の傷を消す

傷や汚れの消し方にはさまざまな方法がある。代表的な方法を学ぶ

資料18.epsブラシによる修正

  1. ツールボックス → スポイトでほしい色を描画色に選ぶ
  2. ブラシツールを選択する → オプションバーでブラシの各数値を指定
    (ブラシの大きさは少し大きめのまわりがぼけたもの、不透明度、流量はそれぞれ50~100パーセントがよい)
  3. ブラシで「傷」「よごれ」を消す

ポイントブラシツールを選択している状態でAltを押すとスポイトツールになる

注意スポイトツールが背景色に反映されて困る場合はカラーパレットから描画色を選択する

コピー(複写)による修正-1

絵柄をコピーして傷等を消す

  1. ツールボックス → パッチツール
  2. オプションバーからソースを選択する
  3. 修正したいところをドラッグして選択し、キレイなところに移動する

ポイント オプションバー複製先を選択すると、選択したところの色を移動する

注意選択範囲を削除しないと、次の作業ができない。
削除し忘れに注意CtrlD

コピー(複写)による修正-2

絵柄をコピーして傷等を消す

  1. ツールボックス → 修復ブラシツール → ブラシのサイズを設定する
  2. サンプルにしたい箇所(キレイな箇所)をAltを押しながらクリック
  3. 修復したい箇所を、ドラッグする

★★

特殊な写真データの処理

画像データにくわしくない人が、自分が得意なアプリケーション(ワード、エクセル、パワーポイントなど)に貼付け、写真データ原稿とすることがある
その画像データをIllustratorやphotoshopで画像データとして使用する方法

Illustrator

  1. 貼られたアプリケーションを開く → 写真画像を選択する → コピーする
  2. イラストレーターにペースト

注意この方法だと、写真はすべて「埋め込み」になる

photoshop

  1. 貼られたアプリケーションを開く → 写真画像を選択する → コピーする
  2. 新規作成CtrlN
  3. ペースト
  4. 解像度、カラーモードを調整する

ポイント画像をコピーしている状態で新規作成するとその画像の情報(サイズや解像度)になる

画像データについてのクライアントへのトーク

クライアントから見たこともないような拡張子の画像データがきても、とにかく上記の方法で試したり、フォトショップで開いてみる。
開かなければ、「開かない」と、はっきり伝える。
適正な文字原稿、写真原稿をもらってデザインをするのが、デザイナー本来の仕事であり、適正な材料を用意するのは、クライアントにお願いするしかない。

★★★

イラストレーターデータを確認用データにする

デザインチェック用に、他の人にデータを渡しても、アプリケーション「イラストレータ」はたいていの人が持っていないので誰でも見れるデータにする

「pdfデータ」方法

「aiデータ」または「psdデータ」を「pdfデータ」に変換する

  1.  メニューバー → ファイル → 別名で保存
  2. ファイル形式をadobe PDFデータを選択 → 保存
  3. adobe PDFオプション → オプションのチェックを全て外す(イラストレーターで再編集できなくする)
  4. pdfを保存

「jpgデータ」方法

  1. メニューバー → ファイル → 書き出し
  2. ファイル形式をJPGデータを選択 → 書き出し
  3. 画質を調整する(とりあえずは最高にしておく)
  4. okをクリック

注意メールに添付する際は、3〜5MB以内の軽いデータにする。データが重たい場合は画質を下げる

ポイントpsdデータは別名 → 保存ファイル形式をJPGデータを選択

G-14 photoshop画像の合成、背景の削除、切り抜き

★★

画像を合成する

画像の合成の基本

資料10.eps資料6.psdカンタンな画像の合成

  1. 合成する二枚の写真データを用意する
  2. 「寿司」の写真を、 「砂漠」の写真に移動する
     ツールボックス → 移動ツール で「寿司」の写真を、 「砂漠」の写真に移動する
  3. 自動的にレイヤーが増える

解像度が異なる写真の合成

解像度が異なる写真を合成したときは、コンピュータが自動計算して、合成先の解像度になり、合成先にいった写真は自動的にその解像度での大きさになる
低い解像度の写真を高い解像度の写真に合成するのは問題がある

画像の大きさを変える

レイヤーの画像を選択し、写真の大きさを変える

  • 写真を選択する → メニューバー → 編集 → 自由変形 → Enter
  • 写真を選択する → CtrlTEnter

ポイントEnterをし忘れると、次の作業ができない
回転させて、画像の角度も変えられる

注意自由変形で写真を拡大、縮小のときは、写真のゆがみに細心の注意をしなければいけない
シフトキーを押しながら変形の操作すること

投げ縄ツールで、画像を合成する

  1. 合成する二枚の写真データを用意する
  2. ツールボックス→ 投げ縄ツール → 合成したい写真の部分を選択する → 合成したい写真を合成先に移動する

合成した画像の背景を消す

  1. ツールボックス → 消しゴムから → 消しゴムツール
  2. 消したいものを消す(消したい部分を クリック → ドラッグ)

消しゴムの各種指定についてオプションバーで指定

  1. 背景に消しゴムを使う時は「背景色」を白にする
    背景に直接に消しゴムを使っているときは、消しゴムは「背景色」になり、複製(レイヤー)に消しゴムを使っているときは、消しゴムは透明になる。その透明の様子を見るためには、背景を隠す必要がある。
  2. 「モード」で消しゴムのタッチを変える

背景を消す

画像加工をするときに、レイヤーパレットのオプションより、「レイヤーを複製」をして画像のコピーを作り、そのコピーの画像を加工する。
加工後、加工前の画像が見られる

ポイント 背景レイヤーを隠さないと、複製レイヤーにした加工が見られない

背景を消す目的

合成写真等のためのキリヌキ写真に使用する

資料9.psd背景を消す方法—- 1

背景の絵柄が一定な場合 ………… 透明にしたいところと、残したいところの、絵柄の差が、はっきりとある場合

  1. ツールボックス → 消しゴムから → マジック消しゴムツール
  2. 消したい部分をクリック

ポイント 許容値はいくつでもよい (低くてよい)

資料12.jpg背景を消す方法—- 2

背景の絵柄が複雑な場合の背景を消す …………透明にしたいところと、残したいところの、絵柄が複雑な場合

  1. 背景のコピーをする
  2. ツールボックス → ペンツール → 絵柄をパスで囲む
  3. パスパレットのオプション → 選択範囲を作成
  4. メニューバー → 選択範囲 → 選択範囲を反転 CtrlShiftI
  5. 反転した選択範囲をdeleteキーを押す
  6. 透明になる。

資料11.jpg背景を消す方法—- 3

背景の絵柄がある程度一定な場合

たとえば、 背景がグラデーション等のように、透明にしたいところと、残したいところの、絵柄の差が、あいまいな場合

  1. 上記「背景を消す方法—- 1」のマジック消しゴムツールの方法を無理矢理試みて見る
  2. 消し残しは消しゴムツールで綺麗にする

初心者は「背景を消す方法—- 3」をよく使うが、
「背景を消す方法—- 2」の方法が、結局「早くて」「キレイ」である。早くマスターすること

資料11.jpg宿題ー12

ワイングラスの画像をペンツールで選択範囲にして背景を消す。

★★★

写真をキリヌキにする

この方法はeps形式で切り抜きとして保存する際に必要な技法でしたが現在psdで背景透明にしての入稿も問題が少ないため割愛します。実際5年以上使っていません。学びたい場合は個別に相談してください。

G-13 photoshopレイヤー、選択範囲、色、画像加工

写真の良し悪しについて

よい写真の条件

「写真の良し悪し」は解像度のみによるものではない、写真本来の「良し悪し」が大切
「良い写真」として基本的に必要なこと

  1. 目的 …………… 写真掲載の目的を達している写真か?
  2. ピント……………必要なところにピントは合っているか?
  3. ブレ………………手ブレはないか?
  4. 明るさ……………明るさは適切か? 暗くないか、 明るすぎないか?

かつて、写真の良し悪しはどこでわかったのか?

アナログの時代は、ポジフィルムや、カラープリントのカラー原稿を見てその写真の良し、悪しが分かった

パソコン時代は、写真の良し悪しはどこでわかるか?

厳密には、デジタル情報を見て判断はできないということ
プリンターやモニターは、性能によりまちまちに見える

よって、最終仕上がりの、最終形態(印刷した状態)で判断する必要がある
写真の修正を依頼された場合、オリジナルのデータ(被写体、被写物)が分からないのであるから、
クライアントに対し、写真の良し悪しを判断するには、「最終仕上がり」を見て判断するということを伝える
よって、写真の修正を依頼された場合、「できるだけ修正する」くらいに説明し、過度に修正を行わない

ポイント ビルにかかる電線をトルとか、具体的な修正ははっきりと「できます」といってよい

中国での写真のデータは、素人写真が多いので、特に注意すること。コンパクトデジタルカメラで撮影した写真は、低い解像度で、大きな写真であることが多い。
プロが撮影した写真はこの逆である

良い写真でない場合はどうするか?

上記「よい写真」として基本的な条件を満たしてない場合は、まったくデザイナーの責任ではないし、 「よくない写真」を「よくする」ことは、物理的にできない。解像度が低い写真も同様に、「よく」はできない
そのときの対処は、「小さく使用するしかない」。大きく使用すると、印刷で「写真が粗くなる」ことを伝え、
デザイナーとしての責任を回避する

★★★

レイヤーについて

レイヤーとは

Photoshopでは、複数の画像を重ねてひとつの画像にすることができる。
画像を合成すると、合成した数だけ、レイヤーができる。レイヤーとは、別の版のことである

資料-7.psd資料-6.psd資料-5.psd画像を合成をしてみる

  1. 合成する3枚の画像データを用意する
  2. 「赤ちゃん」の写真と「アヒル」の写真を、 「砂漠」の画像に移動する
  3. ツールボックス → 移動ツール で「アヒル」の写真を、 「砂漠」の画像に移動する

ポイント自動的にレイヤーが増える  

レイヤーを選択する

レイヤーが複数ある状態で、画像を加工する場合、加工したいレイヤーをレイヤーパレットから選択して加工する。選択されたレイヤーはブルーになる

ポイント特定のレイヤーのみを選択して、写真加工ができる(くわしい加工方法は後述)

レイヤーの位置を替える

移動したいレイヤーを選択して、移動したいところへ移動し、上下の関係を自由に替える

注意写真本体(背景)は移動できない

レイヤーを隠す

レイヤーパレットの左側の「レイヤーの表示・非表示」(目のマーク)を隠すと、そのレイヤーが隠れる

レイヤーを消去する

レイヤーを選択し、レイヤーパレット右下の「ゴミ箱」に入れる

加工レイヤーを作る

「背景」(画像本体)に触らず、画像加工する

レイヤーパレット下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」 で各加工をすると、
加工用レイヤーから下の画像全体に対し画像加工ができる

ポイント「背景」(画像本体)に触らず加工できるということ

加工レイヤーの位置を替える

加工したレイヤーを選択して、移動したいところへ移動し、上下の関係を自由に替える

注意写真本体(背景)は移動できない

背景レイヤーを加工する

「背景」(画像本体)のコピーを作る

「背景」(画像本体)を加工すると、オリジナル画像がなくなってしまうので、「背景」のコピーを作る

  1. 「背景」レイヤーを選択する
  2. 右クリック、もしくは レイヤーのオプションから、「レイヤーを複製」を選択する
  3. 複製されてレイヤーが増える。「…………のコピー」が複製レイヤー

「背景」(画像本体)を画像加工する

「背景のコピー」が複製であり、それに画像加工をすれば、画像本体に加工することにならないので、画像を加工する時は、「背景のコピー」を作り、「背景のコピー」に加工をする

レイヤーを統合する

各レイヤーを合体させることを、統合という。
一度統合すると、元の分かれたレイヤーには戻らないので、統合は慎重にする

注意画像の追加修正に備え、統合前のデータは別に保管しておく

ポイント統合された画像データは、レイヤーがあるに比べデータが軽くなるという利点がある

★★★

画像を選択する

画像加工をする前に

画像加工をするときに、レイヤーパレットのオプションより、
「レイヤーを複製」をして画像のコピーを作り、そのコピーの画像を加工する
加工後、レイヤーパレットの左側の目のマーク(レイヤーの表示・非表示)を操作することにより、加工後、加工前が見られる

  1. 「背景」レイヤーを選択する
  2. レイヤーのオプションから、「レイヤーを複製」を選択する
  3. 「…………のコピー」が複製である

選択範囲とは

色を塗ったり、修正作業をする範囲であり、選択範囲の内側が各加工、修正ができる
選択範囲を指定しないということは、写真全体を選択しているということ、写真全体を加工、修正するということである
選択方法はいくつかあるが、ここでは4つ紹介する

資料5.psd選択方法—-その1

「長方形選択ツール」を使用する方法

  • ツールボックス → 図形選択ツール → クリック → ドラッグ

選択解除

  • メニューバー → 選択範囲 → 選択を解除
  • CtrlD

選択範囲の反転

選択範囲を、選択しているところ以外の範囲に反転するという意味

  • メニューバー → 選択範囲 → 選択範囲の反転   
  • CtrlShiftI

SS 2015-11-18 8.45.41

選択方法—-その2

「投げ縄選択」ツールを使用する方法

  • ツールボックス → 投げ縄選択ツール → クリック → ドラッグ

資料7.psd選択方法—-その3

「自動選択」ツールを使用する方法
「自動選択」ツールとは、写真内のクリックした箇所と「似た色」すべてを、自動的に選択するということである
そのときに、オプションバーで許容値を指定する。

許容値とは
自動的に「似た色」を選択するとき、どの程度まで、「似た色」と判断するかということ
許容値が高いと……………似通った色をすべて選択する
許容値が低いと……………シビアに同じ色しか選択しない
許容値を高く設定すると……よけいな色を選択することがある。イッキに選択できて便利なときもある
許容値を低く設定すると……何度も「加え」選択しなければならないことがある  
 (Shiftを押しながら選択範囲を追加する)
「急がば周まわれ」ということもあるので許容値を低く設定した方がいい場合が多い

  • ツールボックス → 自動選択ツール → 許容値を入力 → 写真の選択したい色の箇所をクリックする

注意 この「自動選択」ツールの機能に、過度に頼らないこと。色のコントラスト(色の境目)がはっきりした画像には向いている。

★★★

資料10.eps選択方法—-その4

選択範囲にしたい箇所に「パス」描く方法 ……パスで描いた内側を選択範囲に替えるという方法

  1. ツールボックス → ペンツール → 選択したい範囲をパスで囲む
  2. パスパレット → オプション → 選択範囲を作成を選択する

注意初心者は「選択方法—- 3」を使おうとするが、この方法が、結局早くて、キレイである。早くマスターすること

色について

塗り色について

描画色……そのものを塗る色。左の正方形…………仮にAと呼ぶ
背景色……そのものの背景を塗る色。右の正方形…仮にBと呼ぶ

SS 2015-11-18 9.03.13

スポイトの使用

  • ツールボックス → スポイトツール → 写真の中のほしい色をクリックする → そのポイントの色が「描画色」に入る
  • 「描画色」、もしくは「背景色」の正方形を選択し、 写真の中のほしい色をクリックする → そのポイントの色が「描画色」もしくは「背景色」に入る

入れ替え矢印を選択すると描画色と背景色が入れ替わる 

ポイント 描画色と背景色にそれぞれほしい色を2色用意するのも便利

色の変え方

  • 描画色を指定する……描画色の色をカラーパレットから選ぶ
    背景色を指定する……背景色と描画色を入れ替える → 色見本パレットから色を選ぶ → 背景色と描画色を入れ替える
  • 描画色または背景色、変えたい色をクリックする → 右下のCMYKに数値を入力して色を替える。この方法は、難易度が高い

図形を塗る

  • 選択ツールで塗りたい部分を選択する → メニューバー → 編集 → 塗りつぶし → 描画色か背景色を選び、塗る濃さ(パーセント)を指定する
    ShiftF5

注意塗りつぶし作業(または、各作業)ができないときは、
加工したい レイヤーが選択されているか確認する

基本的画像加工のいくつか

画像加工をする前に

画像加工をするときに、レイヤーパレットのオプションより、「レイヤーを複製」をして
画像のコピーを作り、そのコピーの画像を加工する。
加工後、レイヤーパレットの左側の目のマーク(レイヤーの表示・非表示)を
操作することにより、加工後、加工前が見られる

★★★

資料8.jpg

回りをぼかす

  1. 背景色を白くする
  2. 長方形選択ツールで、見せたい部分を選択する
  3. 選択範囲を反転するCtrlShiftI
  4. 選択範囲の境界線をぼかす(ぼかしの半径 20~50px)
    メニューバー → 選択範囲 → 選択範囲を変更 → 選択範囲をぼかす
    ShiftF6
  5. 100パーセントの背面色で塗りつぶす

カンバスの大きさを変える

背景が一定の色の場合、バックの色のスペースを広げるということ

  1. スポイトで、背景色を指定する
  2. メニューバー → イメージ → カンバスサイズ → 変更したいサイズを設定 → 基準位置を設定 → 実行

資料14.jpg写真の角度(傾き)を変える

写真のビルが傾いていたりすると、イラストレータなどへ配置したあとに直しても良いが、
フォトショップ上で直すこともできる

  • メニューバー → イメージ → カンバスの回転 → 変更したい角度を設定 → 実行
  • 自由変形CtrlT

ハーフトーン仕上げ

「写真の濃度を下げる」こと。トーンを弱くする。文字や写真を乗せることもある

  • レイヤーパレット → 不透明のパーセント → 下げる

注意格子柄は、透明ということであり、背景色がないということである。白色と区別する必要がある

画像のタッチを変える

  • メニューバー → フィルター → さまさまな効果にトライしてみましょう

注意作業によっては、RGBカラーモードでないとできないものが多いので、
CMYKカラーモードをRGBカラーモードに変換して作業をし、あとで、CMYKカラーモードにする

G-12 photoshop基本操作、基本画面、解像度、トリミング

★★★

フォトショップとは

グラフィックデザイナーや、カメラマン、イラストレーターがよく使うアプリケーションである
人により、得意不得意の技術に相当に差がある、これだけを扱い、仕事としている人もいる。
ある程度からの機能の習得は、独学してほしい
全機能の約30%を使えれば、「使いこなす」といえる

  1. 画像加工、または合成写真を作る
  2. イラストの書き起こしをする
  3. DTPデータとして、イラストレーターで使うデータを作る
  4. 主に写真を扱うのであり、ビットマップ画像であり、粒子、精度というものがある

ビットマップ画像
フォトショップで扱う画像であり、粒子というものがあり、拡大すると画像はぼける(粒子がぼける)
ベクトル画像
イラストレーターでパス等で描いた画像であり、粒子というものがなく、拡大しても画像はきれい

★★★

適合性

バージョン違いのデータの適合性

  1. バージョン5.0 5.5 7.0 10.0 / CS CS2 CS3 CS4 CS5 CS6 CCとあるが、適合性の問題はない
  2. それぞれ、新機能があるかないかの違い。基本的操作はあまり変わらない

MacとWindowsとのデータの適合性

画像は問題なく開き、適合する

フォトショップの基本操作

フォトショップの起動

  • フォトショップのアイコンをクリック(mac)
  • スタート→すべてのプログラム→フォトショップ(windows)

資料1.jpgフォトショップでデータを開く

データを開く方法はいくつかあります

  • データをダブルクリックする
  • 開きたいデータを選択し右クリック → プログラムから開く → フォトショップを選択(windows)
    開きたいデータを選択し右クリック → このアプリケーションで開く → フォトショップを選択(mac)
  • 開きたいデータをドッグのフォトショップのアイコンにドラッグしてはなす(mac)
  • 開きたいデータをドラッグしてフォトショップの画面の上ではなす
  • メニューバー → ファイル → 開く → 開きたいデータを選択
  • CtrlO

注意データをダブルクリックすると、思いがけず、異なるバージョンのアプリケーションが開いてしまう。

★★★

基本画面の説明

タイトルバー………………データの名前   データのフォーマットの種類   画面での倍率   カラーモード(くわしくは、後述)
メニューバー………………各種機能
パレット……………………表示がない時はメニューバーのウインドウに収納されている(チェックが入っていればパレットは出ている状態)
ツール……………選んだツールの詳細が、上部オプションバーに出る
ps_name

★★★

フォトショップデータを保存する

基本的に保存、別名保存、終了などIllustratorと同様である。

フォトショップデータを保存すると拡張子は「.psd」となります。

メニューバー→保存→任意の名前を付ける→保存場所を指定CtrlS

ポイントエクセル保存したら.xls ワード保存したら.doc。それが拡張子です。

画面の操作

すでに開いてる複数のデータを見る、または選ぶ

  • メニューバー → ウインドウ → ドキュメント → データを選択する
  • タブから選択する

画像の1段づつの拡大、縮小

  • メニューバー → 表示 → ズームイン・拡大(ズームアウト・縮小)
  • 拡大Ctrl+  縮小Ctrl

画像を画面の中で最大にする(全体を見る)

  • メニューバー → 表示 → 画面サイズに合わせる
  • Ctrl

任意の箇所を拡大する

  • ツールボックス → ズームツール 大きくしたい部分をクリック → ドラッグして囲む
  • Ctrlスペース

新規作成

  • メニューバー → ファィル → 新規
  • CtrlN

ポイント新規で立ち上げることはあまりなく、画像から立ち上げることがほとんどである

操作を取り消す

  1. コマンド + Z で、1回、前の作業にもどれる
  2. メニューバー → ウインドウ → ヒストリーパレット で作業を以前のものにもどす

ポイントミスをしたからやり直す。という考え方ではなく、何でも試してみる。という考え方であつかう

注意 一度データを閉じると、以前のヒストリーはなくなる

ヒストリーパレットの設定
ヒストリーパレットでは、自分で設定した回数のアクションまで、以前の作業にもどせる
設定方法 → Photoshop →
環境設定(CtrlK) → 一般設定
→ パフォーマンス → ヒストリー数 → 30回くらいにする

オリジナル写真の保存

写真を加工する前に、クライアントからいただいたオリジナル写真を別に保存しておくこと。
オリジナル写真をまとめて、コピーしてから作業をする

注意いだいたオリジナル写真は、「世界にひとつしかない」と考え、慎重にあつかう

データのフォーマットについて

jpgデータのフォーマット

現在のパソコンでだれでも開けるデータ。軽いデータであり、コピーが容易であり、USBなどでの持ち運びに便利
メールの送信時には、頻繁に使用される

  1. メニューバー → ファイル → 別名保存CtrlAltS
  2. フォーマット → jpg → 画質を選択し、保存

epsデータのフォーマット

グラフィックデザイナーがイラストレーターで使用し、印刷に最適なデータである。現在ではpsdで入稿してもトラブルは少ない。入稿先に確認する必要がある

昔は印刷側がpsd入稿をタブーとしていた。現在はほぼ問題がない
●.psdで保存したデータをイラストレーターに配置
メリット→レイヤー、調整レイヤーなど作業データが残る。再度編集しやすい。
デメリット→容量が大きい、重い。PSDデータの容量、PC性能によってはパソコンがまともに動かないほど負荷がかかる。
●.epsで保存したデータをイラストレーターに配置
メリット→容量が小さい。軽い。
デメリット→レイヤーが無い。再度編集はしづらい。
印刷に最適なデータは、通常epsデータであるが
1.「EPS」データでなくても、イラストレータやワードに配置できて、見れれば、印刷に使用できる
2.「EPS」データであっても、イラストレーターに配置できても、見えなければ、印刷に使用できない(破損の可能性がある)
3.どんなデータでも、イラストレーターの画面で見えれば、印刷可能で、見えなければ印刷に使用できない

データフォーマットの変換方法

  1. メニューバー → ファイル → 別名保存CtrlAltS
  2. フォーマット → Photoshop eps → 保存
  3. epsオプション → OK
    SS 2015-11-17 15.56.38
    チェックボックスのチェックは全て外す

カラーモードについて

「RGB」カラーモード

通常の写真のカラーモードは、「RGB」カラーモードである。
「RGB」カラーモードは、ホームページやテレビ画面など、
最終的にモニター画面で使用される画像の写真データである

モードの変換方法

メニューバー → イメージ → モード → 「CMYK」データを選択する

ポイントグラフィックデザイン(印刷物)のカラーモードはCMYKモードにしておくこと

モノクロ(単色)印刷で使えるデータ

モノクロ印刷では、必ずフォトショップのデータをモノクロデータ(グレイスケール)にする
メニューバー → イメージ → モード → グレイスケール

モノクロ2階調化

カラー写真をモノクロ写真にする、それから イメージ → 色調補正 → 2階調化 → 濃さを調節する
マーク化、イラスト作りに有効である

★★★

画質

画質の単位について

デジタルカメラでは → 画素数という。300万画素など

印刷では     → 線数という。 一般印刷物=175線 美術誌等の印刷物=180〜200線 新聞=75線

画像のきめこまかさ。1インチに何ピクセルはいるか?ということ。単位はdpi

フォトショップにおける写真の画質の単位

解像度といい、dpiで表す。 WEB=72dpi プリンター=72〜300dpi 印刷=350dpi

ポイント印刷には、解像度が高すぎるのも問題があり、その場合は解像度を350dpiにおとす

画像解像度とは

画像のきめこまかさであり、1インチに何ピクセルはいるか?という、数の単位

SS 2015-11-17 16.07.52

開いたデータの画像解像度を知ろう

メニューバー → イメージ → 画像解像度

ps_dpi

画像解像度と使用サイズとの関係

イラストレータやワード等の
アプリケーションに配置された(貼られた)
画像データのサイズである

SS 2015-11-17 16.09.47

使用サイズでの解像度について

必要な解像度とは、印刷やプリント等においての使用サイズで350dpiの解像度である
印刷の場合を考えて、必要な解像度を算出する

ポイント使用サイズがわからなければ、画像解像度だけを見て、画像の良し悪しはわからない

画像解像度を変更する

メニューバー → イメージ → 画面解像度、から解像度を知り、使用サイズにして、自動計算する

※縦横比を固定、画像の再サンプルにチェックをはずし、解像度と幅、高さがリンクしている事。幅、高さを仕上がりサイズにして画像解像度が350dpiを超えている場合は画像の再サンプルにチェックをして350dpiに変更してokをクリック

SS 2015-11-17 16.18.44

ポイント解像度が高いと、データが重くなり、作業に支障をきたす。という意味でも、無駄に解像度が高い写真を扱うことを避ける、

画像解像度と印刷サイズとの関係

印刷物への使用サイズにおいて、350dpi必要である。350dpiに満たない画像を印刷した場合は、ぼんやりした、ぼやけた仕上がりになってしまう。

もしクライアントから画像解像度が低い画像を提供された場合は「これは使えない。使うとしたら小さく使うしかない。解像度の高い画像をください。」とはっきり伝えてください。
その上で提案できるなら「○○くらいの予算で、撮影か画像を購入します」と伝えましょう。

SS 2015-11-17 17.10.22

20センチ写真で200dpiであれば、10センチ大の使用で、400dpiということ…使用OK!!

SS 2015-11-17 17.08.3210センチの写真で、400dpiであれば、20センチの使用で、200dpiということ…使用不可!!!

資料12.jpg練習ー35

資料12.jpgの写真の解像度を350dpiに変え、印刷に使用できるサイズを確認。

資料11.eps写真のトリミング

キリヌキや、明からに使用部分が分かっている写真は、不要な部分をトリミングにより、カットしてデータを軽くする

SS 2015-11-17 16.22.29

  1. ツールボックス → 切り抜きツールで、おおよその残したいスペースを選択する
  2. スペースを調整する(各種調節ができる) →エンターキーを押す

G-11 仕上がり線、版面、色、名刺

★★★

レイアウトの基礎の基礎

資料17.eps仕上がり線について

印刷後、余分な部分を断ち落とし、残った部分を、いわゆる「仕上がり」という

仕上がり線を作る

仕上がりをA4サイズの横位置とする

  1. A4の仕上がりとして、A4の図形を作図する
  2. 囲みケイをスミ色にし、パスの太さ0.3ポイント。面の塗りはなし

仕上がり線の仕様は、デザイナーにより、異なることがある

版面(はんづら)について

版面とは、レイアウトの紙面のなかで、レイアウトの要素が入っている部分のこと

SS 2015-11-06 9.46.09

版面の空き

「仕上がり線」と「版面ライン」との空きのこと。
一般的にA4サイズの仕上がりで、最小5ミリ最大25ミリ。基本12ミリ。
サイズが大きくなると、同じ割合で広くなる(A4 → A3なら141パーセント=12*1.41=16ミリ)
まれに、版面の中にふくまれないものがある

  1. ロゴ
  2. マーク
  3. 裁ち落としになる写真やイラスト
  4. ノンブル
  5. 解説文  
  6. オビ 等

SS 2015-11-06 10.53.39

版面ラインを作る

仕上がりをA4サイズ、横位置として、版面の空きを12ミリとする

練習ー33

「定規」を使って作る方法

  1. 「定規」の左上から、「基準点」を選択し、「仕上がり線」の左上にセットする
  2. 「仕上がり線」の左上を拡大する
  3. 「定規」の12ミリの位置から、ガイドラインを、縦、横と描く
  4. 「仕上がり線」の右下も同様にする
練習ー34

「数値による移動」で作る方法

  1. 「数値による移動」の数値を12ミリにする
    CtrlK
  2. ダイレクト選択ツールで仕上がり線の辺を選択する
  3. 「数値による移動」で内側にケイを複写する → 各ケイおこなう
    Alt
  4. 複写した4本のケイを、各ガイドライン化する
    Ctrl5
練習ー35

「正方形を利用」して作る方法

SS 2015-11-06 9.54.16

  1. 仕上がり線の内側、隅(スミ)、二箇所に「版面の空き」12ミリサイズの正方形を描く
  2. 正方形に沿って、ガイドラインを引く

ポイント

  • 正方形の囲みケイはアタリケイ。正方形の塗りはハデな色にする (後で消し忘れないように)
  • 正方形は、その後のデザインのために残しておく

ベテランが版面ラインを作る

「勘」で版面ラインを作る

  1. 版面の空きをおおよそ(見た目でよい)12ミリとする
  2. 「勘」で長方形を作る
  3. センターのポイントを合わせる……アウトライン画面にして、画面を拡大して、図形の中心を合わせる
  4. 版面の長方形をガイドラインにする

ポイント

  • 版面ラインを意味を理解すれば、ベテランてなくても、この方法が使える

★★★

スウォッチについて

マイ「スウォッチ」を作る

新規の画面からのスウォッチは充実した色ではないので、充実したマイ「スウォッチ」を作る

1.色の入れ替え……色を選択し、移動させる
2.色の削除…………色を選択し、ゴミ箱へ捨てる
3.色を追加…………作った色をカラーパレットからスウォッチパレットへドラッグする

マイ「スウォッチ」からデザインを始める

充実したマイ「スウォッチ」があるデータからデザインを始めると便利である
提供データの「Base.ai」が、豊かなスウオッチカラーの基本データなのでこのデータを基本に、データを作っていくと、便利である

  1. 「Base.ai」を自分のデスクトップへ移動 
  2. 名前を変更 → 開いて使用する

名刺を作ってみる

名刺のサイズは91mm×55mm

  1. 紙にデザインのラフを描く
  2. 講師にデザインについてのアドバイスを受ける
  3. 「Base.ai」データの名前を変更し、データを開く。
  4. 書類設定をする……ファイル → 書類設定
  5. レイヤーの計画を立てる。レイヤーを3つに使う……上のレイヤーは、文字、次がイラスト等、下のレイヤーは、仕上がり線
  6. 必要なガイドラインを描く
  7. 全体をだんだんと、レイアウトする
  8. 色を付ける
  9. 一度プリントをする。プリントを見て、細部をチェック、手直しする

デザインのラフ
デザイナー同士に、見せ合うためのものであったり、広告代理店の営業や、クライアントのデザイン制作者のように、普段デザインを見慣れている人に対して作るものである

ラフデザイン作りの約束事
1.別の案に目移りしないよう、また選別をしやすいために、1枚の紙に、1案を作る
2.選別は先輩がするという意味から、決して、「アイデアを消さない」「アイデアを捨てない」「恥ずかしがらない」

宿題ー11

下図の色相環を作る

目的

  • 作図の練習をする。
  • 基本色のCMYKの掛け合わせのパーセントを覚える
  • 色の構成を理解し、色に強くなる

条件

  • ヨコ位置での、A4アートボード297*210ミリの中の、ほぼ中心の位置にレイアウトする
  1. 書類設定で、A4サイズにアートボードを作る
  2. 3時にあたる、9つの円を水平に並べて作る → 円の色は目にやさしいグリーン系にする → 円と円の間隔は下図を参照
    SS 2015-11-06 10.53.14
  3. 並んだ9つの円の中心に、水平なガイドラインを引く
    SS 2015-11-06 10.34.07
  4. ガイドライン上に回転の基準点を求め、30度回転させて、9つの円を108個に増やす
    SS 2015-11-06 10.34.01
  5. 全体の中心の位置にガイドラインを引く
    SS 2015-11-06 10.35.41
  6. 9つの円の中心の5つ目の円に接するような、大きなグレイの円を描く → グレイの円は背面に置き、ロックする
  7. 9つの円の中心の5つ目の円に、サンプルを見て、基本12色を作る
    → スウォッチパレット、カラーパレット、いずれで指定してもよい
    SS 2015-11-06 10.36.37
  8. 各色に対しパステル4色を作る→ パステル色の作り方はカラーパレットをShiftを押しながら少しずつパーセントを下げる
  9. 各色に対しダーク4色を作る → ダーク色の作り方はカラーパレットをShiftを押しながら少しずつパーセントを上げる

SS 2015-11-06 10.39.12

7-3 スライスツール(illustrator)

パーツごとに保存する

デザインが完成したらそれをパーツごとに保存します。

3-2素材作成で学んだとおり、パーツ一つ一つを保存するのもいいのですが、今回はillustratorのスライスツールを使用し効率よく保存します。

方法①スライスツール

  1. illustratorでデザインを開きます。
  2. スライスがやりやすいように[表示]→[ピクセルプレビュー][スマートガイド][ピクセルにスナップ][ポイントにスナップ]の全てにチェックを入れます。
  3. ツールボックスからスライスツールを選択
  4. スライスしたいパーツの箇所をドラッグして選択 SS 2015-10-11 20.38.36
  5. 全てのスライスしたい画像でスライスを繰り返す
  6. ファイル → WEBおよびデバイス用に保存。
  7. 各スライスの上でダブルクリック
  8. スライスオプションを編集をクリック
    → ファイル名(半角英数字)を正確に記述SS 2015-10-11 20.40.22
  9. 保存したいスライスをShiftを押しながら追加選択
  10. 書き出しの部分は選択したスライスにする
  11. 保存を押したら、サイトローカルフォルダを選択して保存 SS 2015-10-11 20.47.48
  12. imagesという名のフォルダが作成され中にすべての画像が一度に保存されます。ファイル名はスライスオプションで付けた名前になります。

方法②選択範囲からスライス

  1. スライスしたいオブジェクトを選択
    ※クリッピングマスクしている場合はクリッピングマスクのパスを選択
  2. [オブジェクト]→[スライス]→[作成]を選択 SS 2015-10-11 20.51.38
  3. 全てのスライスしたい画像で選択範囲からスライスを繰り返す
  4. ファイル → WEBおよびデバイス用に保存。
  5. 各スライスの上でダブルクリック
  6. スライスオプションを編集をクリック
    → ファイル名(半角英数字)を正確に記述SS 2015-10-11 20.40.22
  7. 保存したいスライスをShiftを押しながら追加選択
  8. 書き出しの部分は選択したスライスにする
  9. 保存を押したら、サイトローカルフォルダを選択して保存 SS 2015-10-11 20.47.48
  10. imagesという名のフォルダが作成され中にすべての画像が一度に保存されます。ファイル名はスライスオプションで付けた名前になります。

G-10 フチ文字、段組、グラデーション

装飾文字を作ってみる

簡単で「美しくない」フチ文字を作る

SS 2015-10-10 10.01.13

  1. 文字を用意し、文字のパスの色を赤にする
  2. 文字のパスの太さを0.5ptにする
  3. 文字の面の色を白色にする

ていねいで「美しい」フチ文字を作る

SS 2015-10-10 10.05.14

  1. 文字を用意する
  2. 文字を選択し、文字をコピーする
  3. コピーした文字を、コピーした文字の背面にペーストするCtrlB
  4. 背面にペーストした文字のパスの色を、赤にする
  5. 文字のパスの太さを1ptにする
  6. 前面にある文字の面の塗りを白にする

ポイント

  1. 文字のカーニングは、先にしておくこと
  2. ペーストした文字の、選択を意味なく、はずさないこと
  3. パスの角を必要に応じて、丸くするとデザイン効果が高まることがある
  4. レイアウトする時には、グループ化をするのがよい
  5. 注意

    文字の変更を行った場合背面にペーストした文字も変更しなければならない

アピアランスを使う

アピアランスとはオブジェクトの外観のことで、アピアランス属性を変更することで基本構造は変更せずに外観だけを変更することができます。アピアランス属性には、塗り、線、透明度、および効果があります。

SS 2015-10-10 10.12.26

  1. 文字を用意する
  2. 文字を選択し、アピアランスのパレットを選択
    メニューバー → ウィンドウ → アピアランス
  3. オプションから新規線を追加
  4. 線をドラッグして下にする
    リスト上、上に位置する項目が一番上になる

ポイント

    文字の変更を行った場合も1回の変更で良い

    文字の中に写真を作る

    SS 2015-10-10 10.18.04

  1. 写真と文字を重ねる(文字が上)
  2. メニューバー → オブジェクト → クリッピングマスクCtrl7

ぼかし文字を作る

SS 2015-10-10 10.18.58

  1. 文字を用意し、文字の面の色を「白」にする
  2. 文字を選択し、文字をコピーする
  3. コピーした文字を、コピーした文字の背面にペーストする
  4. 背面にペーストした文字の面とパスの色を「緑」にする
  5. メニューバー → 効果 → ぼかし → 数値を2〜4にする → 実行

ポイント

ぼかしを強くしたいときは、背面の文字のパスを太くする

文字組みの応用編

文字の回り込み

文字が写真やイラストを避けて組まれていること。わざわざそういうデザインをするということは、手が込んだデザインといえる

SS 2015-10-10 10.21.02

  1. 文字を避けさせたい箱組の辺にポイント(プラスペンツールを使用)を4点追加する
  2. ダイレクト選択ツールで、ポイント部分を動かし調整する
  3. 写真や図形、イラストを、空き部分に配置する

SS 2015-10-10 11.20.57

ポイント

写真やイラストが入る位置を、文字組みのラインに合わせること

資料21.ai練習ー31

キリヌキ写真に文字を回り込ませる

SS 2015-10-10 11.16.52

★★★

文字をリンクさせる

SS 2015-10-10 10.34.01

段組のことである
前の段の文字を取れば、後ろの段の文字がずれて自動的に前の段に送られる。
逆に、前の段に文字を加えれば、後ろの段の文字がずれて後ろに送られる

資料15.ai練習ー32

「ボブディラン…………」の箱組みの本文が1段の文章であるところを、3段組にする

  1. ツールボックス → 文字ツール で「箱組」の段を3段作る……
    段と段との間の空きは、およそ、本文の2〜3字分
    繰り返し CtrlD を利用する
  2. 作った「箱組」の段を全て選択する
  3. メニューバー → 書式 → スレッドテキストオプション → リンク
  4. 入れたい文字を選択ツールで選択し、コピーする
  5. 3段の先頭にペーストする
  6. 文字指定をして、箱にピッタリと文字を合わせる

ポイント

  1. 描いた箱組のパスが見えなくなったとき、アウトライン画面にすると見える(プレビュ−画面とアウトライン画面を上手に使い分ける)
  2. 各段の「箱組」の幅は統一サイズにする
  3. 各「箱組」は、基本的に同じ文字指定、色指定であること
  4. 先に作った文字組の箱が、先頭の箱になる)
  5. 3つの段の行数をなるべく同じにする
  6. 段数分の行数の空きがあってはいけない(3段組みの場合、最後の箱に2行の空きがあってもよい)
資料15.ai宿題ー9

「デザイナーとは個性を、」の長文を、1段左右70ミリ天地250ミリの3段に「美しく」組む

  1. 指定のサイズの3つの図形を描き、ガイドライン化する
  2. 箱組の3段をガイドラインに合うよう、作図する
  3. 3つの箱組の段をリンクさせる
  4. 入れたい文字を選択ツールで選択、コピーし、3段の箱の先頭にペーストする
  5. 最後の箱組の下の辺は、伸びっぱなしでよい。(どれだけ文字が隠れているか見るため)
  6. 文字が箱にピッタリ収まるように、文字の各指定をする

ポイント

行数に小数点を使ってでも、文字が箱にピッタリ収まるように指定する 

その他の文字ツール

ツールボックス → 文字ツール を長押しした中で、上半分は、横打ち用。下半分は、縦打ち用

タテ組みに打つ

ツールボックス → 文字ツール → 文字(縦)ツール   ヨコ組みと同じ方法で打つ

パス上文字ツール

曲線上(内)に沿わせて文字組をする

  1. 文字を沿わせたい曲線(円形でも可)を描く
  2. 「パス上文字ツール」で曲線上をクリック

ポイント

円や曲線の中側にも文字を入れ、ダイレクト選択ツールで文字を動かすことができる

資料16.ai宿題ー10

データを持って帰り、それを参考に
エンブレムを作ってみる

SS 2015-10-10 10.50.25

★★

グラデーションを使ってみる

メニューバー → ウインドウ → グラデーション
オプションを出しておくこと 

むやみなグラデーションの多用は避けるべきである。
効果的な使用シチュエーションを考えること
SS 2015-10-10 11.16.38

基本的なあつかい  

  1. 長方形と正円を描く → 図形を選択する → 「グラデーションの塗り」を選択して図形をグラデーションにする
  2. 「線形グラデーション」「円形グラデーション」を試してみる
  3. 線形にもどしてみる(長方形には線形グラデーションを使用する)(円には円形グラデーションを使用する)
  4. 線の角度を変えてみる

グラデーションの中心位置を変える

グラデーションの上部の「菱形」をスライド移動させると、グラデーションの中心位置が変わる 

グラデーションの、色部分のスペースを変える

グラデーションの下部の「色の部分」をスライド移動させると、一定幅、同じ色になる   

グラデーションの透明度を変える

グラデーションの下部の「色の部分」を選択するとふ透明度を変更する事ができる

カラー・グラデーションを作る

グラデーションの下部の「色の部分」をダブルクリックし、カラーパレットのオプションより、CMYKを選択して、カラーが扱えるようににする

グラデーションのポイントを増やす

グラデーションの下部の「色の部分」の周辺をクリックするとポイントが増えるので、カラーパレットのCMYKで色を作る 

グラデーションのポイントを減らす

グラデーションの下部の不要な「色の部分」をグラデーションパレットの外に出す → 色が作れるポイントが消滅する

グラデーションを円形にする

グラデーションパレットの種類を円形にする → グラデーションの下部の「色の部分」を動かしてみる

文字をグラデーションにする

文字をアウトライン化する メニューバー → 書式 → アウトラインを作成CtrlShiftO → グラデーションパレット → グラデーション指定   

 

G-9 文字組

★★★

文字設定パレットの使い方

文字設定パレットを表示する

  • メニューバー → 書式 → 文字
  • CtrlT

基本的に文字を「選択ツールで選択」してから各指定をする
オプションは常に、すべて出しておくこと

文字のフォントの指定をする

文字を選択ツールで選択して、フォントの指定をする

文字の大きさを指定をする

文字パレット → 文字の大きさ → 大きさをポイントで指定
文字の大きさ指定の箇所で

  • 上 →(矢印キー) 下 → (矢印キー) で、1ポイントづつ上げ下げして、指定する
  • 文字のポイント数を入力する
  • 右の大きな矢印から、代表的なポイント数を選択する
  1. 文字の大きさを見ながら決めるため、初心者のうちは1ptずつ調整する方法が最適です
  2. 小数点の数値も入力可能
  3. 文中の1部分の文字のみの大きさを変えたいときは、変えたい部分を、文字ツールでドラッグして選択する

行送りの指定をする

行送りの指定の箇所で

  • 上 →(矢印キー) 下 → (矢印キー)で、1ポイントづつ上げ下げして、行送りを指定する
  • ポイント数を入力して、行送りを指定する
  • 右の大きな矢印から、代表的な行送りのポイント数を選択する

行送りのポイント数の基本は、文字の大きさの1.5倍である → 基本というのは、「少なくても」という意味である

SS 2015-10-08 9.35.54

文字の変形をする

正体、長体、平体について。そのしくみは、タテにヨコに小さくなるということ

「変形」の指定の箇所で指定する

  • 上 →(矢印キー)下 →(矢印キー)で、1パーセントづつ上げ下げして、指定する
  • パーセント数を入力する

目的

  1. 文字の形に凝る
  2. 限られたスペ−ス内で、文字を大きく見せたい
  3. 1行に入る文字の数を多くする
    ・ヨコ組みの場合………長体をかけ左右の文字の幅を少なくし、 1行に文字をたくさん入れ、全体の行間を少なくする
    ・タテ組みの場合………平体をかけ天地の文字の幅を少なくし、1行に文字をたくさん入れ、全体の行間を少なくする
  4. ヨコ組の場合、文字に「平体」をかけ、行送りを少なくし、文全体の天地の長さを少なくする

注意

  1. 100パーセントより上の数値は使わない
  2. なるべく、たて、よこ同時に変形させてはいけない
  3. 今、日本では文字の変形ははやっていない

SS 2015-10-08 9.47.38

宿題ー7

2つ先くらいの授業で自分の「プライベート名刺」をデザインするので、自分の周りにある名刺を参考に
文字原稿を作っておくこと → Illustratorやwardにテキスト入力してくること

資料15.ai字間の指定をする

字と字の間を「字間」という

  1. 文字を選択ツールで選択してから、文字設定パレットで「字間」を指定する
  2. 「字間」をツメ、また、広げる………「字間」に数値入力して「字間」を決める。基本はゼロである

ポイント

  1. 文中の部分の文字のみの字間を変えたいときは、変えたい部分を、文字ツールで選択し、数値を入れる
  2. 文字は特別な場合を除き、くっついてはいけない

美しい字間

基本的に、文字はツメると美しい。

見出し等ある程度大きな文字は、きれいな字間でなければいけないので、
文字間をいいバランスにする

「きれいな字間」とは、各文字の間の空きが同じに見えるということである。数値的に同じということではない。

手動による字詰め(カーニング)について

字間を詰めたいところにカーソルを合わせ、Altキーを押しながら左矢印をたたき、字間を詰める
反対に、右矢印をたたけば、字間が広がる

目的

  1. 文字組みを美しくする
  2. 限られたスペ−ス内で、文字を大きく見せたい

SS 2015-10-08 9.52.47

ポイント

  1. 最初にツメ具合を決めたら、全体にその調子に統一する
  2. ツメ気味、アキ気味、そのデザインにより自由である

ベタ打ちとは
ツメていない文字のことを「ベタ打ち」という、ツメた文字のことを「ツメ打ち」という

自動による字詰めについて

文字間のカーニングを自動にする

自動字詰めについて
自動…各フォントが持っているプロポーショナルメトリクスとペアカーニングが適用されます。ない場合は適用されない。
オプティカル…隣り合った文字間のアキを文字の形に基づいて調整することができます。欧文フォントのみ対応
和文等幅…和文に対して等幅で組むためのものです。

文字詰めは感覚的なものなので最終的には手動で調整した方が綺麗になる場合が多い

おおざっぱに字間を詰める、広げる

SS 2015-10-08 10.05.49

目的に応じて行う

  • CtrlキーとAltキーを押しながら右矢印を打つ
  • 文字パレットのトラッキングより調整
  1. 字間を広げるときは、広げる前にきれいに詰めてから、広げること
  2. 句読点の処理をどうするかは自由であるが、注意すること

横組、縦組みを替える

文字を選択ツールで選択する → メニューバー →
書式 → 組方向 → 「縦組み」「横組み」

SS 2015-10-08 10.09.59

文字を斜体にする

文字に斜体をかける方法は、図形と同様である(lesson6 傾ける、シアーツール)

SS 2015-10-08 10.15.58

ポイント

なるべく、オリジナルは別にひとつコピーをしておくこと

斜体後のレイアウトは2種類の方法がある
SS 2015-10-08 10.16.45

練習ー29

斜体をかけた文字を正体に直す

斜体をかけた文字を選択ツールで選択 → コピー → 文字ツールで、ペーストする場所をクリック → ペースト

和文、英文、数字、混在の文章

見出し等、ある程度大きな文字の場合、英文、数字が混在の文章は、
英文、数字に対しては、英文書体を使うことにより、冴えた、きれいな文字デザインになる。

SS 2015-10-08 10.21.51

ポイント

  1. 欧文フォントの文字は和文より小さく見えるので、和文の大きさに合わせる必要がある
  2. 初心者のうちは、なるべく、明朝系、ゴシック系、統一する。初心者はCより、Bで指定すること

注意

  1. 和文フォントの英文、数字は、キレイではない事があるので、見出し等大きな文字の場合、特に気にすること
  2. 先に和文のフォント指定をして、次に英文のフォント指定をする(逆の順にすると、すべてが和文のフォントになるので注意)

★★

作字をする

文字を新たにつくることを、作字という

練習ー30

作字をして、H2O、50m2、-0-を下図にする

SS 2015-10-08 10.25.27

  1. 変更したい文字を文字ツールで選択
  2. 文字の大きさを変更
  3. 文字の天地の位置を変更    (ベースラインシフトを設定) → 上移動はプラスの数値。下移動はマイナス数値を入力する
  4. 必要に応じ、カーニングをする
  5. 最後に美しい字間になるようにカーニングをする

文字のアウトライン化

文字のアウトラインとは、フォントで作られている文字が図形になることである。
アウトライン化(図形化)をすると、ウインドウズ、マッキントッシュなど他者のパソコンの互換がなくなる(ただし、文字の訂正はできない)

  • 文字を選択して → メニューバー → 書式 → アウトラインの作成
  • CtrlShiftO

ポイント

必ずアウトラインにする前のデータをとっておくこと

練習ー31

「碕」を作字。「岩碕はじめ」という名前を作る

  1. 「岩崎はじめ」、「研」の文字を打つ
  2. 文字を予備として、必ずコピーする
  3. 「崎」の天地、左右にガイドラインを作る。
  4. 文字をアウトライン化する。
  5. 「ダイレクト選択ツール」で、必要な部分を残しながら、不要なものをDeleteする
    選択 → Delete→ 選択解除 → 選択 → Delete → 選択解除 → を繰り返す
  6. 残った文字を「ダイレクト選択ツール」を使用し、合体させる
  7. 文字がはみ出た場合は、拡大、縮小等、変形を使用して、ガイドラインの中に収める

ポイント

  1. 画面を拡大して、作業を行う
  2. アウトライン化した文字はグループ化になっているので、必要に応じてグループ化の解除をする
  3. アウトライン前のフォントの文字は、保存しておくこと

★★★

段落設定パレットの使い方

段落パレットを表示する

  • メニューバー → 書式 → 段落
  • CtrlAltT

基準のラインに揃った組み方を指定する

SS 2015-10-08 11.26.07

左から1番目 → 左揃え、右流し
左から2番目 → センター揃え、左右流し
左から3番目 → 右揃え、左流し
左から4番目 → 左右いっぱい揃え、行替え箇所、流し(箱組の場合のみ有効)
左から5番目〜最後 → 左右無理矢理揃え(箱組の場合のみ)
箱打ちのときはかならず、左から4番目を指定

基準のラインに揃って並ぶ並び方
CtrlShiftL
SS 2015-10-08 11.29.52
CtrlShiftC
SS 2015-10-08 11.30.33

CtrlShiftR
SS 2015-10-08 11.30.44

頭の文字を沈める、出す

文章の「改行」のあとの先頭の文字を沈めたり、出すことができる。 

SS 2015-10-08 11.25.27

文字の大きさポイント数と同じ数値を各箇所に入力

SS 2015-10-08 11.27.46

SS 2015-10-08 11.28.59

禁則処理について

禁則処理とは文字組で、非常識なことを自動修正する 

句読点、「」等が、前行に送られる

SS 2015-10-08 11.33.32

英単語が、1行に収められる 等々

「左右いっぱい揃え」のときは、必ず、「禁則処理」の箇所にチェックを入れる。「強い禁則」を選択する

★★★

文字組をする

「読みやすい」ということ

本文に関して、「読みやすい」ということは、「全体のバランスがいい」ということ。
「全体のバランスがいい」ということは、経験が必要であるが、以下のことを適正に指定する

  1. 文字の大きさ……………………ある程度、大きいということ。文字として機能するためには、5pt以上必要である
  2. 行送り ………………………… 文字のポイントの1.5倍以上の行送り
  3. 無理な「長体」や「平体」でない……… 90パーセント以下にならないようにする
  4. 字間が程よい …………………ゼロであること
  5. 左右(または、天地)の1行に入る文字数が多くなりすぎないこと(1行30字以上だと読みにくい)

ポイント

「作る側」でなく、「読む側」になること。客観的に自分がしたことを見るということ。
読者になればいいのだから、難しいことではない

資料15.ai練習ー32

「ボブディラン…………」の箱組みの本文を12ptで、左右8センチに「美しく」組む

  1. 左右8センチの図形を描き、ガイドライン化する
  2. 文字の上の辺を、ガイドラインの上の辺に合わせる
  3. 文字の左右を、ガイドラインの左右の辺にピッタリ合わせる(箱組の箱ではなく、文字である)
  4. するべき指定をすべてする
    ・左右8センチ以内に組むのではなく、左右8センチぴったりに組むのである
    ・箱組の下の辺は、文字が箱の外に隠れないよう、伸びっぱなしにする

文字指定の基本

1.フォント
2.大きさ
3.字間
4.行送り
5.その他 1.詰め
     2.箱組みのそろい
     3.変形
     4.禁則処理
     5.箱組みの隠れた文字

おまけ…私の基本設定

SS 2015-10-08 10.04.14

  1. OpenTypeの「プロポーショナルメトリクス」にcheckを入れる
  2. カーニングを「自動」にする
  3. 約物(句読点などの記号のこと)をつめるために、「約物半角」を選択する

G-8 文字

★★★

文字の基本について

文字の重要性

グラフィックデザインの目的とは、そもそも、文字情報を伝達するものである。
これを効果的にするために、、レイアウトや配色をして、工夫をする。

イメージを表現する文字

SS 2015-10-07 11.48.46

文字とは、内容を説明するだけでなく、イメージを表現するものである。
文字により、レイアウトの表情が変わる。
通常、文字を使うときには最低4つの指定をしなければならない。

  1. フォント
  2. 大きさ
  3. 字送り(字間)
  4. 行送り(行間)

フォントとは
コンピュータ画面に表示したり、紙面に印刷するために利用できるようにした書体データを意味している
または、文字の形のことである。フォントの種類は多々あり、どのフォントを使用できるかは各自のコンピューターにインストールしているフォントや、新たに購入しなどで入手したフォントに限られる

字間と行送りについて

SS 2015-10-07 11.52.26

★★★

フォント(書体)について

フォントのファミリーとは資料13.ai

  1. ひとつのフォントの中で、形が同じで、太さがちがうもの
  2. ファミリーはすべてのフォントにあるわけではない
  3. ファミリーは上部が細い文字、下部が太い文字である
練習ー27

文字設定パレットのフォント指定の箇所を見る 
メニューバー → ウィンドウ → 書式 → 文字

  1. 文字設定パレットでは、オプションは常に、すべて出しておくこと。
  2. フォントは日本語 → 欧文(アルファベット順) → 中国語 の順にならんでいる

基本的なフォントの使い方

初心者はやたら、変わった書体を使うが、自分の好きで使いたい書体を選ぶのではなく、
その媒体のシチュエーションに合った、読者にとって読みやすい書体を選ぶ。

日本では、グラフィックデザイナーなら誰でも行っているフォントの使い方ですが、中国ではまだ、適切に行われていない

明朝体とゴシック体の使い分ける

明朝体とゴシック体による味の違いを理解し、使い分ける

SS 2015-10-07 12.00.48

SS 2015-10-07 12.01.31

ファミリーの中の文字を使い分けるときSS 2015-10-07 12.01.54
1.太い文字はタイトルや、見出しなど、大きな文字に適している
2.細い文字は本文や説明書きなど、小さな文字に適している

斜体文字
欧文にある、傾いた文字をイタリック体と呼ぶ。和文にはない。SS 2015-10-07 12.04.15

書体やファミリーの名
1.名前のつけ方は、デザインした人や会社が勝手に書体名をつけるのであって、特に統一性や意味はない。
2.日本のデザイナーたちがよく使うフォントは、ここ30年すでに定番化していて、新しいフォントはヒットしない。
中国は、新しいフォントの流行の最中である

あくまで、基本であるが、当面はこれを守り、基本をマスターしてから、応用の使い方をする

明朝体より、ゴシック体の方が適しているのは

  1. 地に色が引かれているときの文字
  2. 色地の、白抜き文字
  3. 小さな文字
  4. 表やグラフの文字

SS 2015-10-07 12.08.15SS 2015-10-07 12.08.08

SS 2015-10-07 12.07.59

文字の組み方について

文字組の種類資料14.ai

「箱打ち」と「バラ打ち」とがある  

箱打ち

箱打ち………図形の中に収まっている文字群

SS 2015-10-07 12.10.58

バラ打ち

バラ打ち……単独の文字。図形の中に収まっていない文字群

SS 2015-10-07 12.11.59

★★★

文字組の使い分け方

使い分けは、経験を積まないと難しいが、「箱打ち」で便利なもの以外は「バラ打ち」にする
「箱打ち」と「バラ打ち」とを、どういう使い分けをするかは、好みや癖で、各デザイナーで違う

「箱打ち」で便利なものとは

  1. きちんと箱形の中に納めたいもの
  2. 長い文章である……自動行替えの必要があるもの
  3. ひとつの箱の中に、異なった指定の文字がない(異なったフォントや、大きさや、色の文字)

「バラ打ち」で便利なものとは

きちんと箱形の中に納める必要がない(自動行替えの必要がない)

★★★

文字を選択する

「箱打ちの文字」を選択する

図形の選択と同じように、選択ツールもしくはダイレクト選択ツールで選択する。

文字ツールで、文字の一部選択する資料15.ai

ワードソフトやメールソフトでの文字の扱いと同じである
ツールボックス → 文字ツール →
選択したいところをクリック → ドラッグで選択する

選択したところの文字を部分的に

  1. 色を替える
  2. フォントを替える
  3. 文字を打ち、訂正する
  4. コピー&ペーストする
  5. 行送りを替える

「選択ツールで選択」「文字ツールで選択」という先生の言い方を、聞き分けること。また、自分でも理解して使い分けること
通常、「文字を選択する」というときは、「選択ツール」で選択することをいう

文字ツールで、全ての文字を選択する

文字ツールで……文字のどこでもいいので、クリック → CtrlA

★★★

文字を入力する

「バラ打ち」の方法

ツールボックス → 文字ツール → 打ちたい場所をクリック(カーソルが点滅する) → 文字を打つ

  1. 別のバラ打ちをするときは、必ず、一度選択ツールにして、別の場所を空クリックして、今まで選択していたテキストの選択をはずす 
  2. 文字の指定の方法…打った後に文字を選択して、文字指定をする

英文文字入力のとき、全角では、打たない。必ず半角で打つこと。全角で打つと英文フォントが生かされない

「文字の空打ち」をするとゴミが残るので、「文字の空打ち」を

「箱打ち」の方法

  • ツールボックス → 文字ツール → 長方形を描くようにドラックする → 文字を打つ
  • ツールボックス → 長方形ツールで長方形を描く → 文字ツール → エリア内文字ツール → 長方形の左上をクリック → 文字を打つ

ポイント箱打ちの囲みケイが見えなくなったとき、アウトライン画面にすると見える(プレビュ−画面とアウトライン画面を使い分ける)

ポイント文字の指定の方法は、選択ツールで箱組全体を選択して、指定をする

「箱打ち」の扱い方

扱い方としては、図形とほぼ同じである

  1. 移動する
  2. コピー&ペースト
  3. 水平、垂直移動
  4. 箱打ちを変形させる………ダイレクト選択ツールやポイントの追加、削減

選択ツールを文字ツールに変更する
選択ツール(ダイレクト選択ツール)のとき、文字上でダブルクリックすると、カーソルが文字ツールになる

「箱打ち」を「バラ打ち」にする

文字のコピー&ペーストの方法

  1. コピーしたい文字を文字ツールで選択し、CtrlC       
  2. 文字ツールで、ペーストしたい箇所をクリック → カーソルを点滅させ、CtrlV

「箱打ち」の隠れた文字について

「箱組」の右下に、「田の字のマーク」が出ているときは、文字がまだ、隠れているということ

  1. 「箱組」の外に、「スペース」「行替え」が隠れていても、右下に「田のような」マークが出るので、なくする習慣をつける
  2. 「文字隠れ」を防ぐ別な方法として、「箱組」の下の辺を伸びっぱなしにすることが有効である
練習ー28

変形された箱打ちを、正しい長方形の箱打ちに直す

  1. 選択ツールで「変形された箱打ち」を選択する → 選択した文字をコピーする
  2. 文字ツールで「箱組み用ボックス」を作図する → 選択した文字を、点滅している箇所に対し、ペーストする

G-7 写真、ペンツール、その他ツール

★★★

写真—–1

写真関係の情報は → メニューバー → ウインドウ → リンクパレットに現れる

角版写真

図形の形にトリミングされた写真である。「角版」と略していうが意味は同じである

SS 2015-09-29 12.52.04

キリヌキ写真

人や物の形に切り抜かれている写真。「キリヌキ」と略していうが意味は同じである

SS 2015-09-29 12.52.12

角版、一部キリヌキ写真

または、キリヌキ、一部角版写真といわれる

SS 2015-09-29 12.53.10

角版写真を配置する

  1. メニューバー → ファィル → 配置資料9.eps
  2. 写真を選択する
  3. 実行
  4. 配置終了

注意「リンク」という箇所にチェックが入っていること

SS 2015-09-29 12.55.14

トリミングのことをイラストレーターでは、「クリッピングマスク」という。「トリミング」と「クリッピングマスク」は、同意語である
以後、「トリミング」のことを「クリッピングマスク」と呼ぶ

練習ー24

写真の拡大、縮小の練習をする

  • 拡大、縮小ツールでダイレクトに拡大、縮小
  • 拡大、縮小ツールで数値入力 → 50パーセントくらい → CtrlDで繰り返し
  • 拡大、縮小ツールでダイレクトに少々拡大、縮小 →CtrlDで繰り返し

ポイント少しづつ大きさを変える時はCtrlDが便利

写真のトリミングとは

トリミングとは、写真の構図を整えて、写真の見栄えを良くする、強調する。
または、写真の不要な部分をカット(捨てて)配置すべきスペースに形を合わせること

SS 2015-09-29 12.58.30

写真をトリミングする資料9.eps

  1. 配置した写真の上に、クリッピングマスクしたいスペースの図形を描く(図形を描くとき、図形のパスや面の色は関係ない)
  2. 写真と図形を選択する(選択ツール、ダイレクト選択ツール、どちらでもよい)
  3. メニューバー → オブジェクト → クリッピングマスク → 作成(Ctrl7
  4. 写真をクリッピングマスクする場合は必ず、写真の中にクリッピングマスクする図形をおさめること、
    つまり、写真が図形より大きいこと

SS 2015-09-29 13.01.16

ポイント実際のデザインで、写真を配置する場合、なるべくクリッピングマスクする。

注意クリッピングマスクすると、グループ扱いになるので、
パスと写真を単品で扱うには、ダイレクト選択ツールを使う

  1. 写真のみ選択して、写真のみ動かす
  2. パスのみ選択して、ケイ線のみ動かす
  3. パス線が写真からはずれないこと
  4. パスが歪まないこと

SS 2015-09-29 13.11.15

練習ー25

上記で資料9を使って作ったクリッピングマスクした写真を、左右10センチにする

練習ー26資料11.eps

資料11.epsの写真の、左の男の子の顔を正方形にクリッピングマスクして、
8センチに縮小する

SS 2015-09-29 13.16.06

写真のクリッピングマスクを解除する

  1. クリッピングマスクされた写真とパスを選択する(選択ツール、ダイレクト選択ツール、どちらでもよい)
  2. メニューバー → オブジェクト → クリッピングマスク → 解除(CtrlAlt7
  3. 解除終了

ポイント二度とトリミングしないときは、残ったパスを削除する

配置した写真を置き換える

配置された写真を別の写真に入れ替える

  1. クリッピングマスクされた写真を選択する(選択ツール、ダイレクト選択ツール、どちらでもよい)
  2. ニューバー → ファィル → 配置
  3. 差し替えたい新写真を選択 → 置換を選択する → 実行

SS 2015-09-29 13.18.56

写真のリンク配置の「きまり」について

注意写真をリンク配置したイラストレータデータを、別のコンピュータで開く場合、
データ作成(配置)した時と同じ、データと写真の位置関係でなければ、開かない。
つまり、写真を配置したイラストレータデータは、常に、いっしょに移動しなければならない。なおかつリンク配置した画像を違うフォルダなどに移動してはならない。

写真の埋め込みについて

「埋め込み」とは、配置した写真を、配置したデータに、固定化すること
「埋め込み」をすると、データと写真はいっしょに移動しなくてよい

  1. 埋め込みしたい写真を選択する(同時に複数可)
  2. メニューバー → ウインドウ → リンクパレット → OPTION より、 → 画像を埋め込み
  3. 埋め込みをされると、リンクパレットの写真に「埋め込みマーク」が現れる

ポイント埋め込みを「する、しない、」の判断は、慎重にする。デザイン現場で決められている場合が多い

SS 2015-09-29 13.22.15

注意配置のときの、リンクにチェックが入っていないと、すべて埋め込みになる

★★★

フリーな曲線を描く

曲線の描き方

最初から上手には描けない。あわてず、経験を積んでいく

  1. ツールボックス → ペンツールを選択する
  2. クリック → ドラック → クリック → ドラック → クリック を繰り返す
  • SHIFTを押しながらクリックすると、45度単位でしか動作できない
  • パスの太さや色を意識すること。通常、面に色はつけない

注意かならずドラックすること

フリーラインを描くコツ

SS 2015-09-29 13.26.54

  1. カーブでは、必ずドラッグする
  2. 鋭角にするには、クリックで止める
  3. ゆるやかな曲線では、長くドラッグする
  4. 急な、細かな曲線では、短くドラッグする
  5. パスを引きたい方へカーソルを伸ばす
  6. パスを引きたい方へカーソルを伸ばしたとき、反対側と角度を同じに心がける(図参照)
  • 描きたいパスに沿うことより、きれいな曲線を引くことに努める
  • 全体的になるべく、ポイントが少ないほうが、きれいなフリーラインに仕上がるものである。
練習ー27
資料11.eps

イラストロックし、外側のラインに沿って、パスを描く

SS 2015-09-29 13.28.50

宿題ー5資料12.eps

アヒルの写真をキリヌキ写真風にトリミングしてみる

SS 2015-09-29 13.30.23

  1. ツールボックス → ペンツールを選択する
  2. パスに色をつける。面に色はつけない。線幅0.3ポイント
  3. アヒルの体に沿って、パスを引き、囲む
  4. 写真と図形を選択する
  5. メニューバー → オブジェクト → クリッピングマスク → 作成
  • アヒルのラインに沿うことより、きれいな曲線を引くことに努める
  • グリーンの背景に、パスが出ないこと
  • 細いケイ線の方がシビアな練習になる

★★

その他のツール①

ハサミツールを使う

  1. パスをカットする
  2. ツールボックス → ハサミツール → カットしたいところをクリック

カットしたいところを、ダイレクト選択ツールで選択してdelete

矢印を作る

  1. パスを引く
  2. パスを選択して線パレットの中から矢印を選ぶ
宿題ー6

矢印ツールや今まで学んだことを利用してこれらの矢印を実際に描いてみよう

SS 2015-09-29 13.59.46

図形を透明にしてみる

文字や図形やイラストを透明する

SS 2015-09-29 14.00.51

  • メニューバー → ウインドウ → 透明パレット → 数値をスライドさせる

注意むやみな使用はあまり勧めない

ポイント写真も透明にできる

★★

その他のツール②

パスをつなぐ

  • ダイレクト選択ツールで連結したい箇所を選択し、メニューバー → オブジェクト → パス → 連携(CtrlJ

パスをアウトラインにする

アウトラインとは、パスが図形になること。太い線などのオブジェクトが図形化し、違うバージョンのイラストレータなどで開いても影響しない

  • メニューバー → オブジェクト → パス → パスのアウトライン

自由なパスを描いてみる

  • ツールボックス → 鉛筆ツール(ブラシツール) → クリック → ドラッグ → 放す

既存の絵柄を使う

  • メニューバー → ウインドウ → スタイル、ブラシ、シンボルなどの各パレット

効果を使ってみる

オブジェクトを選択してメニューバー → 効果 の中から各自いろいろ試してみる

練習ー26

楕円をぼかして、楕円の影を作る

SS 2015-09-29 14.12.59

  1. 平べったい楕円を、スミ40パーセントくらいで描く
  2. メニューバー → 効果 → ぼかし → ガウス
  3. 6〜8に設定する → 実行

G-6 拡大、縮小、回転、リフレクト

★★★

図形や文字の変形

拡大、縮小をする

マウスによる方法

  1. 図形等を選択する
  2. ツールボックスより「拡大、縮小ツール」を選択する
  3. 基準点より、近くから遠くへカーソルをドラッグすることにより、図形等を拡大できる
    (基準点より、遠くから近くへカーソルをドラッグすることにより、図形等を縮小できる)
  • シフトキーを併用して、垂直、水平方向均一に、拡大する
  • Altキーとの併用でコピーができる
  • 基準点よりなるべく遠くで操作することで微妙な動きができる

数値の入力による方法

  1. ツールボックスの「拡大、縮小ツール」をダブルクリック、または「拡大、縮小ツール」を選択して、リターンキーを押す
  2. 上のマド……垂直、水平方向均一に、拡大、縮小
    中のマド……垂直、水平方向単独の、拡大、縮小(あまり使用しない)
    下のマド……拡大、縮小時の、ケイ線の拡大、縮小(ケイ線の拡大、縮小にチェックが入っていること)
  3. 数値を入力して実行する

任意の基準点を使っての、数値の入力による方法

Altキーを押しながら、任意の位置をクリックすると、基準点を任意の箇所にでき、数値の入力ができる

練習ー18

天地、左右同比率で縮小、拡大する場合
基準点がどんな場所にあっても、基準点に対して45度の角度でShiftキーを押しながらマウスを動かす

SS 2015-09-28 15.43.04

 

練習ー19

いろいろな方法で正確な縮小、拡大をする練習

  1. 拡大、縮小ツールでダイレクトに少々拡大、縮小 → CtrlDで繰り返し
  2. 拡大、縮小ツールで数値入力 → 50〜80パーセントくらい →CtrlDで繰り返し

連続して図形等を縮小、拡大したい場合、これらの方法が便利である

練習ー20

星(図形)を天地または、左右の指定の大きさに拡大、縮小する

SS 2015-09-28 15.46.40

  1. 任意の大きさの長方形を描く
  2. 描いた長方形をガイドライン化する
  3. 星の左端(上端)と長方形のガイドラインの左端(上端)を合わせる
  4. 星を選択して、拡大、縮小ツールを選択する
  5. 拡大、縮小の基準点を長方形の左端にする
  6. 星をシフトキーを押しながら、拡大、縮小し、図形をガイドラインの右の大きさに合わせる

文字や、図形の拡大、縮小の基本です

練習ー21

特殊な場合であるが、図形を、長方形に内接させる

SS 2015-09-28 15.48.39

  1. 長方形の上の辺と、図形の上部分を接する。
    長方形の左の辺と、図形の左部分を接する
  2. 図形を選択し、縮小、拡大ツールを選択する
  3. 基準点を長方形の左上にする
  4. 基準点を中心に、図形が長方形に内接するように拡大させる
練習ー22
資料8.ai

表を指定の大きさに変形させる

SS 2015-09-28 15.49.23

★★★

回転をさせる

マウスによる方法

  1. 図形等を選択する
  2. ツールボックスより「回転ツール」 を選択する
  3. カーソルをクリックし、マウスを円状にドラッグする
  • シフトキーとの併用で45度単位で回転する
  • 基準点を変えるときは、任意の位置をクリックする
  • Altキーとの併用でコピーができる
  • 時計方向への回転は、マイナスの数値を入力する

数値の入力による方法

  1. ツールボックスの「回転ツール」 をダブルクリック、または「回転ツール」を選択し、リターンキーを押す
  2. 数値を入力して実行する

任意の基準点を使っての、数値の入力による方法

Altキーを押しながら、任意の位置をクリックすると、基準点を任意の箇所にでき、数値の入力ができる

練習ー23

下のの時計を作る

SS 2015-09-28 15.55.49

SS 2015-09-28 15.56.08

  1. 「3時の位置」を想定し、「3時の 」を作る
  2. 図形の中心に、水平なガイドラインを引く
  3. 「3時の 」を30度回転させて、残り11個の「 」 を作る(図形を選択して、回転ツールを選択し、
    ガイドライン上に基準点を求め、数値入力による回転をする)
  4. 作った図形全体の中心に垂直なガイドラインを引く(12時の の中心に、垂直なガイドラインを引く)
  5. 」 を「 」に替える
  6. 「12、9,6時の」も、この 「 」に替える。(針以外の時計ができあがり)
  7. 10時9分をさす短針と長針を描く
  • 何かを作図する時には,アートボードのセンター作図する習慣をつける
  • いろいろな作図のとき、ガイドラインを上手に使用することが大切である

★★★

傾けさせる

SS 2015-09-28 15.56.50

マウスによる方法

  1. 図形等を選択する
  2. ツールボックスより「シアーツール」 を選択する
  3. カーソルをクリックし、シフトキーを押しながらカーソルを左右にドラッグする
  • Altキーの併用でコピーができる
  • オリジナルは別に保存する習慣をつける
  • 垂直、水平方向への「ひずみ」に注意 → Shiftキーを押しながら操作をする
  • 基準点よりなるべく遠くで操作することで微妙な動きができる

★★★

反転させる

反転とは、鏡に映ったようにひっくり返ること

SS 2015-09-28 15.59.39

マウスによる方法

  1. 図形等を選択する
  2. ツールボックスより「リフレクトツール」 を選択する(回転ツールの中)
  3. 図形等の左右を適当にクリックし、基準点を作り → 半円状にドラッグする
  • Altキーの併用でコピーができる
  • 垂直、水平方向への「回転角度」に注意 →Shiftキーを押しながら操作をする
  • 絵柄が逆になるので、数字や文字に注意
  • 基準点よりなるべく遠くで操作することで微妙な動きができる

数値の入力による方法

  1. ツールボックスの「リフレクトツール」 をダブルクリック、または「リフレクトツール」を選択して、リターンキーを押す
  2. 水平、垂直方向を選ぶ
  3. OKをクリックする

任意の基準点を使っての、数値の入力による方法

Altキーを押しながら、任意の位置をクリックすると、基準点を任意の箇所にでき、数値の入力ができる

 

G-5 色について

色について

色の基本

赤という色について

普通の人がいう赤は、グラフィックデザイナーや、印刷関係の人は、金赤(キンアカ)と呼び、
黄色と赤が混ざったものである。
グラフィックデザイナーや、印刷関係の人がいうアカ(マゼンタ)は、ピンクががった色である

SS 2015-09-28 10.40.20

光の3原色

グラフィックデザインにはあまり関係ない(webデザインの際に使用)
光の3原色の色をRGBカラーと呼ぶ

SS 2015-09-28 10.40.26

色の3原色

色の3原色の色をCMYカラーと呼ぶ

SS 2015-09-28 10.42.26

理論的にこの3色を混ぜ合わせると、すべての色が出せる。しかし、それは理論的であって、実際はくすむ

★★★

印刷での色

印刷の4原色

印刷の基本下の4色である

SS 2015-09-28 10.47.22

この4原色使うとすべての色が出せる。
すべての色はアミ点で表現する(アミ点はパーセントで表現する)各色をまぜることを、「色の(アミの)かけ合わせ」という

  1. カラ−印刷のことを4色印刷という。また、4Cと表現する
  2. この印刷4原色(CMYK)をプロセスカラーと呼ぶ。
  3. プロセスイエロー、プロセスマゼンタ、プロセスシアンと呼ぶ。生(なま)キ、生アカ、生アイと呼ぶこともある

色の作り方

  • スウオッチパレットから着色
  • カラーパレットのグラデーションバーの中から着色
  • カラーパレットのCMYKの文字いずれかをクリックして、数値を入力(リターンキーを押して、実行すること)
  • カラーパレットの三角をドラッグさせる
  • カラーパレットの各色の棒の下をクリック
  1. 色を、アミのパーセントで考える=アミのかけ合わせの色で、記憶する
  2. 「色のかけ合わせ」のとき基本的に、端数は使わない。10パーセント単位で使用する(結果的に端数になってもかまわない)

色の3原則

色相……「色味」のことである

明度……「明るさ」のことである

彩度……「鮮やかさ」のことである

色相

色相環……マンセル色相環が有名。
人や場合により色の概念が異なっているので、色の呼び名の重要性はあまりない。

SS 2015-09-28 10.58.03

SS 2015-09-28 11.27.09

グラフィックデザイン的には、無彩色は色に入らない

類似色とは

色相環で、近い位置にある色のことである。これらの色味でデザインをまとめると失敗が少なく、いい色味でまとまる

同系色とは

同じ色味で、明るさや、濃さが異なる色のことである。これらの色味でデザインをまとめると失敗が少なく、いい色味でまとまる

  • 同系色の作り方

右から左へ段々と薄くなる同系色の作り方

SS 2015-09-28 11.02.18

  1. 同じ色の図形を4〜6個並べる
  2. 一番濃い右のひとつを残して図形を選択する
  3. SHIFTキーを押しながら、一番パーセント多い▲のスライドの数値をわずか少なくする → 同じ率で各色のパーセントを変えられる
  4. 右のふたつを残して図形を選択する
  5. SHIFTキーを押しながら、一番パーセント多い▲のスライドの数値をわずか少なくする
  6. これを繰り返し、最も左の図形のパーセントを最も淡い色(パステル)にする

反対色とは

補色ともいう。色相環で向かいにある最も遠い位置にある色のこと。
補色同士が接すると、目立ち、不快である。

SS 2015-09-28 11.03.50

デザインにおいて、色指定のとき、間違えて無意識に反対色を使わないこと。例えば、青空の写真の中の赤い文字など

補色でも、彩度、明度のバランス、素材の違いでいいマッチングが生まれることがある

★★★

明度

色の明るさを示すものである。白や黒など色を持たないものを無彩色といい、これを基準に明度は決められる
「のせ文字」「ヌキ文字」など、文字の読みやすさは、明度差が肝心である
色にも明度があり、モノクロ写真としてプリントすると、その明度がわかる

SS 2015-09-28 11.04.52

地色の中に、スミ色など、濃い色がある場合「のせ文字」といい、
白色など明るい文字がある場合「ヌキ文字」という

★★★

彩度

色の鮮やかさ、鮮やかさの度合いを示す。

SS 2015-09-28 15.27.06

★★★

色に強くなるために

  1. 色は、経験を通して強くなっていくものなので、あわてないこと
  2. 常に、色に興味を持つこと
  3. 自分の好きな色を見つけて、その色を好きになる → 好きになった色には強くなる

色づけのポイント

以下のポイントは、知識として、知っているのと、知らないのとでは、結果が大きく違うものである。
初心者にとっては、むしろ、色づけに失敗しないためのポイントくらいに捉えて、デザインで実践してみる

色を使いすぎない

  1. 色を使いすぎると落ち着かない。
  2. 補色やコントラストの強い色は、ダイナミックさや力強さが出るが、失敗するとうるさい。

SS 2015-09-28 11.10.02

色が少ないと、白っぽくて元気がない。ということはある

デザイン制作物の用途、目的により、色の使い方は変わる

無彩色をうまく使う

無彩色は色ではないので、基本的に、色同士けんかしたりとかの、失敗がない。カラー写真のそばや中の色使いを控えると、写真が冴える

SS 2015-09-28 11.11.02

有彩色と有彩色との間に無彩色を入れると、
色と色とがぶつからない。
補色もケンカしない、落ち着く。

SS 2015-09-28 11.11.41

ポイントの色(基本の色)を決める

ポイントとなる色を探し、見つけ、その色をベースに色そのほかの色を決めていく

SS 2015-09-28 11.13.22
《例》

  • 写真の使われている色の一つを使う
  • 会社のトレードカラーを使う
  • 食品関係は暖色
  • メカニック関係は寒色
  • マイブームの色……好きな色には強いはず
  • 直感的にイメージで思い浮かんだ色・・・など

類似色を上手に使う

ポイントとなる色を探し、見つけ、その色から、

  • 色相……色味
  • 明度……明るさ
  • 彩度……鮮やかさ 

の3方向への類似色があると考え、類似色を上手に使うと、
デザイン全体のまとまりがよくなる 

SS 2015-09-28 11.14.17

その他、色について

色の機能

色のイメージを知ることも便利である

《例》

  • 赤……楽しげ、あでやか
  • 緑……落ち着き、安心 
  • 青……クール、理性

インターネットなどで各自勉強する

色と距離

「目立つ」ということは距離が近く感じるということですが、
距離が同じ平面で、距離感を近くしたり、同じにしたり、遠くにしたり、色の工夫により、自由にできる

SS 2015-09-28 11.19.04

膨張色

同じ大きさに見せるために、色の面積を変えることがしばしばある。
デザインにおいては「数値」を優先するのでなく、「見た目」がすべてが優先である

SS 2015-09-28 11.20.27

特色について

プロセスカラー以外の特別に作られた色のことを「特色」という。

特色を使う目的

特色を使用することにより下記のことができる

  1. 鮮やかな色の印刷……特色は掛け合わせの色よりも鮮やか(掛け合わせの色はくすむのである)
    オレンジ色のように、プロセスカラーの掛け合わせでは出にくい色の印刷
  2. 安価に印刷……………プロセスカラー3色を掛け合わて色を刷るより、1色で刷るほうが、安価である
  3. 豪華に印刷……………プロセスカラーでは刷れない、金、銀、パール色が刷れる

特色を使い方

特色の決め方

  • 特色インク見本帳より、色を選ぶ
  • メニューバー → ウインドゥ → スウォッチライブラリー → 使用するインクの会社のカラースウォッチ

特色刷りを避け、その特色を4色に変換し、印刷することもできる → 4色の三角をクリックして、プロセスカラーに変換する

その逆バージョン。4色プロセスカラーから特色へ指定の方法 → たいてい決まっているのでクライアントに聞く
特色のありかがわからない場合は、色を見て見本帳と照らし合わせで決めるしかない

特色は、日本ではDIC、中国は、PANTONE社のSolid coatedが一般的に使われるようである

G-4 寸法、数値移動、レイヤー

寸法を計る

A点とB点との間の距離を測る

寸法の計り方……1

  • ツールボックス → ものさしツール(スポイトツールの中にある) → A点とB点をドラッグ(クリック)する。 → 情報パレットに数値が表れる

水平や、垂直での長さを計るときは、シフトを押しながら、A点とB点をドラッグ(クリック)する

角度も計れる

寸法の計り方……2

  • A点とB点の間に長方形を描く → 長方形ツールの状態で、画面をクリック → A点とB点の間の数値を読む

数値による図形の作図のとき、最初に表れる数値は、前回に作った長方形の数値である 

★★★

コピー&ペースト

図形や文字をコピー(複写)し、ペーストする

  • コピー ……メニューバー → 編集 → コピー(CtrlC
  • ペースト …メニューバー → 編集 → ペースト(CtrlV

画面のセンターにペーストされる

前面、背面にペーストする

コピーしたものを、コピーしたものの、「前面へ」ペーストか、「背面へ」ペーストということ

  • コピー ……メニューバー → 編集 → コピー(CtrlC

「前面へ」ペースト …メニューバー → 編集 → 前面へペースト(CtrlF

「背面へ」ペースト …メニューバー → 編集 → 背面へペースト (CtrlB

同じ場所にペーストされる。ペーストしたら、指定が終わるまで、選択をはずさないこと

データをコピーしたら、次に何かをコピーするまで、コピー内容は保存されている

練習ー15

背面に隠れて見えない図形を、前面の図形を動かさないで、選択する

背面に隠れて見えない図形を、選択する方法は、LESSON-2を参照

宿題ー3

地下鉄路線の「飾りパス」を作る
「前面へ」ペーストとか、「背面へ」ペーストを利用する

SS 2015-09-22 11.01.35

宿題ー4

鉄道路線の「飾りパス」を作って見る

SS 2015-09-22 11.01.56

★★★

図形のポイントを増やす

長方形であれば、4つのポイントがある。三角形であれば、3つのポイントがある

図形のポイントを増やす

ツールボックス → ペンツールのプラス → ケイ線上にポイントをつくる

ポイントをダイレクト選択ツールで、選択し、移動してみる

変形する場合、選択がうまくいかないときは、選択を一度はずし、選択し直す

図形のポイントを減らす

ツールボックス → ペンツールのマイナス → ケイ上のポイントをクリックし、ポイントを消去する

★★★

図形を数値で移動する

入力した数値で、図形や文字を移動させることができる

数値による移動の準備

  • メニューバー → イラストレーター → 環境設定 → 一般 → ブルーの箇所に数値を入力
  • CtrlK
  1. 環境設定は他に、いろいろと機能はあるが、各自でいろいろと試すこと
  2. 「環境」の「K」と覚える

数値での移動をする

  1. 矢印キーを打ち、天地左右に移動させる
  2. コピー(複写)したいときは、……… オプションキーを押しながら移動させる

大きな数値にも、小さな数値にも利用できる

練習ー16

小さな数値による移動の方法の練習。
でたらめな多角形を作り、図形のポイントを減らし、長方形を作り
「数値での移動」を使用し、正確な長方形に修復する

  1. ペンツールででたらめな多角形を作る
  2. 多角形を四角形になるまで、ポイントを減らす
  3. 環境設定の「数値での移動」の数字を0.05にする
  4. ダイレクト選択ツールで図形のポイントを選択し、移動し、見た目で、きれいな長方形に修正する
  5. 4つの角の、4つのポイントをひとつづつ「数値での移動」をさせ、正しい長方形になるように、修正する

SS 2015-09-22 11.08.56

スポイトを使う

図形の面の色、パスの色、パスの太さをほかの図形にコピーできる

  1. 指定を変えたいものを選択する
  2. ツールボックス → スポイトを選択する
  3. ほしい指定のものをスポイトでクリックする

文字にスポイトを使う場合は、文字の大きさ、書体、字送り、行送り、色、等すべてがコピーでき、非常に便利である

繰り返しの操作をする

直前にした作業が繰り返し行われる

CtrlD

ダブルの「D」と覚える

グループ化をする

いくつかの図形や文字を、グループにして、まとめて扱えるようにするということ

  • グループにしたいものを選択する → メニューバー → オブジェクト → グループ
  • CtrlG

解除の方法

  • メニューバー → オブジェクト → グループ解除
  • CtrlShiftG
  1. 選択ツールでの選択は、グループの選択になり、ダイレクト選択ツールであれば、ひとつが選択できる
  2. OPTIONキーを使用した、複写だと、グループ化効果が消えない。
  3. ダイレクト選択ツールで一部分のみを選択してのコピー&ペーストなら、グループ化効果が消える
  4. グループ化したものの、ひとつだけでもロックできる。その場合グループ化の力が強い
  5. グループ化を数回したときのグループ化解除は、グループ化解除を数回しなければならない
  6. 自分の意志と関係なく(なんらかの操作の結果として)選択がグループ化になってしまったら、グループで選択したくない場合、グループ化解除を試みてみる

★★

図形を合体する

図形と図形を、いろいろな形で合体させる

  • メニューバー → ウインドウ → パスファインダーパレット

最も使用するのは、左上のものである。10個ある機能を各自いろいろ試してみる

練習ー17

矢印を図形にして、合体させ、ひとつの矢印にする。

SS 2015-09-22 11.17.14

円を三つかさねて描き、パスファインダーパレットの下の左の機能を使用し図形を分割させる

SS 2015-09-22 11.17.21

★★

整列する

図形や文字や文字組を、指定のライン(位置)で揃える

メニューバー → ウインドウ → 整列パレット

横並びのためのもの、縦並びのためのものがある。各自いろいろ試してみる

SS 2015-09-22 11.19.02

SS 2015-09-22 11.19.21

SS 2015-09-22 11.19.45

★★

バウンティングボックスを使う

図形や文字を選択したときに洗われる8つのポイントを選択して、操作することにより、
自由な変形ができる 

バウンティングボックスが表示 → メニューバー → 表示 → バウンティングボックス

  1. あくまで縮小、拡大機能なので、ケイ線の太さの変化に気をつけること
  2. 拡大、縮小をするときは、図形や文字がゆがまないよう、シフトキーを押しながら操作をすること
  3. 細かいものの選択のとき、バウンティングボックスのマークが邪魔になり、選択しにくいときがある
  4. 角を廻すと、図形の回転もできる

★★★

レイヤーについて

レイヤーとは

レイヤーは英語で書くと「layer(層)」です。イラストレーターでレイヤーを使用する事は、色々なデザインを重ね合わせて1つのデザインファイルを作成することを意味します。

SS 2015-09-22 11.29.27

資料2.aiレイヤーの目的

  1. 特定のレイヤーをロックして、「動かない状態」にして、テザイン等の作業をする
  2. 見たくないレイヤーを隠して、見たいレイヤーのみでテザイン等の作業をする

レイヤーの使い方には、人により好き、嫌い、得意、不得意があるが、使うべき時には使う

レイヤーパレットの表示

メニューバー → ウインドウ → レイヤーパレット

レイヤーのあつかい方

  1. レイヤーの増やし方…………… レイヤーパレット内のオプション → 新規レイヤー → 名前を付ける
  2. レイヤーの名の変更…………… 変更したいレイヤーを、ダブルクリックする → 名前を付ける
  3. レイヤーの選択のし方………… 選択したいレイヤーを選択すると、レイヤーがブルーになる
  4. レイヤーの上下の、位置を変える……レイヤーを掴んで、一番下に移動する。
  5. レイヤーをロックする …………ロックにチェックを入れる
  6. レイヤーを隠す…………………「目マーク」をチェックをする(見えないレイヤーは、当然操作ができない)
  7. レイヤーを消去する……………消去したいレイヤーを選択して、パレット下部のゴミ箱へ入れる
  • 上のレイヤーが前面、下のレイヤーが背面という、位置関係
  • レイヤーは統合(合体)できるが、一度統合すると、二度ともとに戻らない。

★ レイヤー内の▼矢印は、開かないこと

G-3 図形、線、破線

★★★

図形を作る……2

楕円を作る

  • ツールボックス → 「楕円ツール」を選択 → 長方形を作るのと同じ方法でクリック → ドラッグ
  • 楕円を数値で作る…長方形を作るのと同じ方法 → 画面をクリック → 数値入力

正円を作る

  • 楕円を作るのと同じ方法で、SHIFTを押しながら作図する

中心が同じ図形を作る

  • ツールボックス → 一つ目の「楕円ツール」を選択 → Altキーを押しながら、
    最初に描いた円の中心から、ドラッグして新しい円を描く

あとで描いたものが、前面に描かれる

SS 2015-09-17 10.01.57

練習ー10

大きさが違う、中心が同じ楕円を4つ描き、各色を右のようにする。囲みのパスは「透明」にする
また、作図後、正確に中心をそろえる

SS 2015-09-17 10.03.22

背面、前面に移動する

選択した図形を、最背面へ(最前面へ)移動する

  • メニューバー → オブジェクト → 重ね順 → 最背面へ(最前面へ)
  • 最前面へ CtrlShift[ 
  • 最背面へ CtrlShift]
練習ー11

練習ー10で作った図形の一番上の小さな図形を最背面にし、背面に隠れて見えない楕円を、前面の図形を動かさないで、選択する

背面に隠れて見えない図形を、選択する方法は、lesson2を参照

★★★

イラストレーターの基本操作ついて……2

移動しながら複写(コピー)する

図形や文字を移動しながらコピー(複写)する方法
選択ツールで図形や文字を選択し、移動する途中Altキーを押しマウスから先に手を放す

  • 移動中 + Altキーを押す

オプションキーには、複写(コピー)の機能がある

水平、垂直に移動する

図形や文字を平行、または、垂直に移動する方法

選択ツールで図形や文字を選択し、移動する途中Shiftキーを押し、マウスから先に手を放す

  • 移動中 + Shiftキーを押す

シフトキーには、45度の角度の単位で動く機能がある
水平移動と複写を同時にする練習をする

★★★

取り消し、やり直し

操作に失敗したら、操作の取り消しや、やり直しができる

  • CtrlZ
  • メニューバー → 編集 → 「…………」の取り消し

15〜20回使用できる(回数指定ができる)

取り消しの取り消しができるCtrlShiftZ

ロックをする

ロックとは、選択できないようにすること。選択したくないとき使用する
ロックしたいオブジェクトを選択して

  • Ctrl2
  • メニューバー → オブジェクト → ロック

ロックを解除する

  • CtrlAlt2
  • メニューバー → オブジェクト → ロック解除

ロック解除は、すべてのロック解除が同時におこなわれる。任意で選べない

★★★

画面の見え方を変更する

プレビュー画面とアウトライン画面が選べる。

  1. プレビュー画面とは……この画面の見え方のものが、プリントや印刷がされる。重なりや色や、パスの太さが存在する
  2. アウトライン画面とは…データ上画面であり。重なりや色や、ケイの太さが存在しない。ただし、前面、背面は存在する
  • CtrlY
  • メニューバー → 表示 → アウトライン(プレビュー)

目的

  1. 背面にあるものを見る
  2. 図形等の背面にあるものが、選択しにくいとき
  3. ゴミを探す時(画面縮小しても、ゴミは小さくならない)
  4. 図形の中心を合わせる

両画面を理解し、上手に使い分けることが、作業をスムースにするコツ

練習ー12

不統一な長方形を4つ描き、各中心を合わせる

宿題ー1

円と楕円を使って、似たようなイラストを作る
背面から作る/色も似せる

SS 2015-09-17 10.26.10

★★★

パスを引く

ペンツールでパスを引く

  1. ツールボックス → ペンツールを選択する
  2. クリック → 放す → クリック(ドラッグはしない)
  3. パスの線幅、色を指定する(先に指定してもよい)
  • シフトの使用で、垂直線、平行線、45度のパスが描ける
  • 別のパスを作るときは、一度選択ツールで、空クリックしてから、描く
  • カーソルをスタートした位置に近づけると、カーソルに○印とかの印が現れる。クリックするとパスが接続される
  • 寸前まで選択していた「線種」でパスが描ける
  • パスを作るとき、パスの太さや、色を指定し忘れないこと

パスの太さ(参考)
これらを基準に太さを考えていく
細いパスと認識 → 0.15ミリ → 0.3pt
太いパスと認識 → 0.8ミリ →   1pt

直線ツールでパスを引く

  1. ツールボックス → 直線ツールを選択する
  2. クリック → ドラッグ → 放す
  3. パスの線幅、色を指定する(先に指定してもよい)
  • シフトの使用で、垂直線、平行線、45度のパスが描ける
  • パスがつなげられない
  • 寸前まで選択していた「線種」でパスが描ける
宿題ー2

似たようなイラストを作る
背面から作る/色も似せる

SS 2015-09-17 10.34.42

パスの端の形状を変える

「パスの端」の形状……線種パレット → 線端の形状 → 選択する
次の2種類しか使用しない

SS 2015-09-17 10.36.31

図形の角の形状を変える

「パスの角」の形状……線種パレット → 角の形状 → 選択する
次の2種類しか使用しない

SS 2015-09-17 10.38.09

角丸長方形を作る……1

  1. 作りたい大きさの角丸長方形を作図する → ツールボックス → 「角丸長方形ツール」→ ドラッグして角丸長方形を作る
  2. 気に入らない角の大きさだった場合 → 角丸長方形を数値で作る → クリックだけすると数値を入力できるようになる

角丸長方形を作る……2

  1. 「長方形ツール」で作りたい大きさの長方形を作図する
  2. 長方形を選択する → メニューバー → 効果 → スタイライズ → 角を丸くする → 数値を入力

破線を作る

  1. メニューバー → ウインドウ → 線種パレット → 破線にチェックを入れる
  2. 線幅、線分と間隔を入力して、思い通りの破線を作る

SS 2015-09-20 21.04.53

練習ー13

「飾りパス」を作る———–丸型破線を作る
角丸長方形を描く → 線端の形状を丸にする → 破線の指定を以下にする → 線幅5、線分0.1、間隔7

SS 2015-09-20 21.05.30

「飾りパス」とは、装飾的なパスのこと

練習ー14資料3

いままで習った知識と技術を使い、資料3の絵柄の前面に、ほぼ同じ絵柄をトレースする

SS 2015-09-20 21.08.13

トレースとは、元に描かれているものの前面に、同じものまたは、
もとより精巧なものを描くこと

★★★

定規を使う

定規としては使えない道具であり、定規の目的は、ガイドラインを作るのに使用する
(ガイドラインについては下記で説明する)
通常作業時、定規は出しっぱなしでよい

定規の表し方

  • CtrlR
  • メニューバー → 画面 → 定規を表示

ガイドラインについて

ガイドラインとは、印刷やプリントに出ないがデザインする上で目安となる、下書き線のようなものである。
グラフィックデザインをおこなう上でとても重要なもの。

ガイドラインを作る

  • 定規より、引き出す

図形、線をガイドライン化する。

  • Ctrl
  • メニューバー → 画面 → ガイド → ガイドを作成 

ガイドラインを隠す

メニューバー → 画面 → ガイド → ガイドを隠す

Ctrl

いくらガイドラインを作ってもガイドラインが現れないときは、ガイドラインが隠れていることを疑ってみる

ガイドラインは選択できない

ガイドラインは通常、選択できてはいけないもの

メニューバー → 画面 → ガイド → 通常、ガイドラインはロックになっていなければならない

ガイドラインを選択するには、ガイドラインのロックをはずす

ガイドラインを選択する

ガイドラインを消したり、移動するときにロックをはずす

  • メニューバー → 画面 → ガイド → ガイドをロック → ロックを解除
  • CtrlAlt
    CtrlAlt:の人もあり??

ガイドラインのロックをはずして、ガイドラインをあつかったあと、通常の作業にもどるとき、
必ずガイドラインをロックしなければならない

 

G-2 拡大、縮小、図形、選択

★★★

Illustratorの表示画面の大きさを変える

表示画面の一段階づつの拡大する

  • メニューバー → 表示 → ズームイン
  • Ctrl+
  • CommandSift+(Mac Bookのみ?)

表示画面の一段階づつの縮小する

  • メニューバー → 表示 → ズームアウト
  • Ctrl

任意の場所を拡大する

  • ツールボックス → ズームツール → 拡大したい箇所をクリック、ドラッグし、囲み → クリックを放す
  • Ctrlスペース

目的の箇所を「一気に大きくする」練習をすること

画面の全体を見る

  • メニューバー → 表示 → 全体表示
  • Ctrl0

※ここでいう、全体とは、アートボードのことである

画面を実寸にする

  • メニューバー → 表示 → 100%表示
  • Ctrl1

画像を自由に動かす

  • バー右下の矢印をクリック
  • ツールボックス → 手のひらツール → クリック、ドラッグする
  • スペース

※文字ツールを使用しているときはスペースキーに注意すること

図形を作る……1

長方形を作る

ツールボックス → 長方形ツールを選択 → クリック → ドラッグ → クリックを放す

正方形を作る

シフトキーを押しながら、長方形を作る
シフトキーには、垂直、平行にしか動かない機能がある

長方形を数値で作る

ツールボックス → 長方形ツールを選択する → 画面のどこでもクリック → 数値入力
最初に表れる数値は、前回に作った長方形の数値である 

多角形を作る

ツールボックス → 「多角形ツール」を選択する → 長方形を作るのと同じ方法で、クリック → ドラッグ → クリックを放す
描いたあと、クリックを離す前に、シフトキーを押すと図形が安定する

多角形を数値で作ってみる

長方形を数値で作るのと同じ方法 → 画面をどこでもクリックして、数値入力

星を作る

ツールボックス → 「スターツール」を選択する → 長方形を作るのと同じ方法で、クリック → ドラッグ → クリックを放す

星を数値で作ってみる

長方形を数値で作るのと同じ方法 → 画面をどこでもクリックして、数値入力
シフトキーには、「安定する」という機能がある

練習ー2

「爆弾」と呼ばれる図形を作ってみる
スターツールを選択する → 数値による入力のマドに上から、45、40、40と入力する

SS 2015-09-16 19.27.08

★★★

選択について(選択ツール)

図形や文字に色をつけたり、移動したり、各機能を働かせるためには、「選択ツール」で、図形や文字を選択する
選択すると選択したものの色が変わる

選択ツール 

  • ツールボックス → 「選択ツール」を選択する
  • どのツールを選択していても、Ctrlキーを押すと、 「選択ツール」になる

最も重要で、最も使用するショートカットである
このショートカットを早く使いこなすことがデザインを早く行うのに最も大切です
以降、この「選択ツール」を「黒矢印」と呼ぶ

バラバラのオブジェクトを複数選択する

Shiftキーを押しながら、ひとつづつ図形を選択すると、選択が追加できる
逆に、Shiftキーを押しながら、選択していた図形を選択すると、選択がはずれる

練習ー3

作図した長方形を移動する動作を5回繰り返す。
長方形を作図したあと、ツールボックスの「選択ツール」を選択せず、
「長方形ツール」を選択したまま、ショートカットでカーソルを「選択ツール」に替え、長方形を移動する

練習ー4

「長方形ツール」を選択したまま、複数のものを一気に選択する
長方形を5つ作図し、ショートカットの「選択ツール」でドラッグで一度に選択し、移動する

練習ー5

「長方形ツール」を選択したまま、複数のものをひとつづつ選択する
長方形を5つ作図し、ショートカットの「選択ツール」でShiftキーを押しながら追加選択し、移動する

また、選択したものと、選択していないものを入れ替える

練習ー6

「長方形ツール」を選択したまま、選択して、削除する

  • Deleteキー で削除する
  • メニューバー → 編集 → カット
  • Ctrl + X〈エックス〉
    このショートカットのあとは、ペーストができるので便利です
練習ー7

9つの正方形を作図し、十字の形に並べる

背面の図形を選択するふたつの方法

二つ重なった図形を作成する

  • 二つの図形を選択する → SHIFTを押しながら前面の図形を選択する
  • 前面の図形を選択する → SHIFTを押しながら、二つの図形を選択する
練習ー8

ふたつ重なった、背面にある図形を、前面の図形を動かさないで、選択する練習を十分する

ファィル上のすべてのものを選択する

  • メニューバー → 選択 → すべて → 全部を選択
  • CtrlA

図形や文字が重なっていて、
手前にあるものを「前面にある」といい
後ろにあるものを「背面にある」という

色について

色を指定するツール

  1. ツールボックスの下部の正方形
  2. カラーパレットの左上の正方形

SS 2015-09-16 19.54.57

Aは面の色の指定をする。Bはパスの色の指定をする。前面にきている方の指定ができる

「線」「ケイ」「パス」という言葉について
「線」のことを、グラフィックデザイナーや印刷関係者は「ケイ」と呼ぶ。 「ケイ」のことをイラストレータのアプリケーションでは「パス」と呼ぶ。 「線」と「ケイ」と「パス」は、同意語である
「面」という言葉について
ケイの内側の事である
「スミ」という言葉について
黒色のことをグラフィックデザイナーや印刷関係者は「スミ」または、「スミ色」と呼ぶ

練習ー9

図形を描き色をつけてみる

  1. 面の色を黄色にして、パスの色をグリーンする
  2. 面の色をピンクにして、パスの色をスミにする

スウォッチパレットの色をクリックして、着色する。

ケイと面との色を入れ替える

右上の矢印をクリックするとケイと面との色を入れ替わる

SS 2015-09-16 20.00.34

使用頻度が多い「スミ」と「白」、は特別に2箇所にある

  1. カラーパレット
  2. スウォッチパレット

使用頻度が多い「透明」、は特別に3箇所にある

  1. カラーパレット
  2. スウォッチパレット
  3. ツールボックス下部

色がない、という指定

色がないとは「透明」のことである
「面に色がない図形」の選択は少し難しいので、選択する練習を十分し、慣れること
面に色がないと、面が選択できない

SS 2015-09-16 20.04.35面は白

SS 2015-09-16 20.04.28赤の斜め線があれば透明

線の指定について

線には太さが必要である(意識する必要があるということ)
線種パレットで線幅等各指定をする

線の太さを指定する

  • 「数値を入力する場所」の左の上下の三角をクリックして、太さを変える
  • 「線幅」をクリックして、ブルーに変わった場所に数値を入力
  • 「数値を入力する場所」の右の大きい三角をクリックして、太さを変える

小数点も、入力できる
線幅(太さ)の単位は、通常ptを使用する

★★★

選択について(ダイレクト選択ツール)

選択ツールが図形全体を選択する機能に対し、ダイレクト選択ツールは、図形の特定の部分を選択するものである
以後「ダイレクト選択ツール」を「白矢印」と表現することもある

図形の特定の部分を選択する

  • クリックで、線を選択する
  • クリックで、点(ポイント)を選択する
  • ドラッグで、線を選択する
  • ドラッグで、点(ポイント)を選択する

SS 2015-09-16 20.19.42

ダイレクト選択ツールの機能

  1. 「辺のみを選択する」長方形の辺を伸ばしたり、縮めたりする
  2. 「辺のみを選択する」図形の形を変える
  3. 「点のみを選択する」図形の形を変える

ダイレクト選択ツールの注意

  1. 長方形の辺を伸ばす時など、パスや点を平行、垂直移動するときは、必ずシフトキーを押しながら移動させる
  2. 一度で選択したいところを選択して、移動すること
  3. 選択がうまくいかないときは、選択を一度はずし、選択し直す

シフトキーには、45度の角度の単位で動く機能がある

ドラッグしてオブジェクト全体も選択できる

ダイレクト選択ツールのショートカットについて

どのツールを選択していても、Ctrlキーを押すと、 「選択ツール」になるが、直前まで使用していた選択ツールになる

ダイレクト選択ツールでの削除

パスや点などの部分を選択して、パスや点などDeleteキーで削除する

  • 点のみを選択する → 点のみを削除する
  • パス(辺)のみを選択する → 辺のみを削除する
  • 全体も選択できる → 全体を削除する

ダイレクト選択ツールを使って、図形を完全に削除するときは、2度、Deleteキーを押さないと、ポイントのゴミが残る
ゴミは残さないこと

G-1 初めてのイラストレーター

グラフィックデザインコースについて

DTPフィニッシュコース (全18回)

イラストレーターやフォトショップというソフト(アプリケーション)の基本操作ができるようにする。

  • イラストレーター全機能の……50パーセント程度を扱う
  • フォトショップ全機能の………30パーセント程度を扱う

DTPフィニッシュコース を終えた受講者には基礎コース、レイアウトコースなど各自の目的に合わせた受講プランを選択します。

DTPとは

Desk Top Publistingの略であり、一般には、コンピュータを使って、印刷物を出版するという意味。

グラフィックデザイナーがいうDTPとは、上記と少し異なり、デザインしたものを、次の行程に渡す「印刷等の出力データ」を作ることをいう。

通常、印刷用データは、高い確率でイラストレーターデータで作られる。稀に、その他のクオークエクスプレス、インデザインなどのアプリケーションを使用することもある。

WindowsとMacの違いについて

フォントのみの問題であり、文字のアウトライン化〈図形化〉すれば、解消。
だだし、アウトライン化すると文字の直しができない。

使用するコンピューターが違っても使用するソフト(アプリケーション)は同じなので見え方や名称が違っても基本的には同じです。

キーボードの名称が一部違うので下記気をつけてください。

commandキー…………WindowsのCtrlキーにあたる
optionキー……… WindowsのAltキーにあたる

ファイルの受け渡し時に互換性による不具合がありますのでファイルの保存時には半角英数字にしておく方が良い

各機能の重要度について

マスターしなければいけない機能として、優先度が3段階ある、

★★★

絶対に覚えなければいけない。基本である

★★

たまに使う機能。知っていて便利な機能

★★

1年か2年に一度使うか使わないかの機能

いずれにしても、 まず、こういう機能があることを知ることが重要。
機能があることを知っていれば、必要なときに問い合わせたり、調べたりして、操作すればいい

マークは重要なことの割には、忘れられてしまう機能や、注意点である

★★★

ショートカットについて

ショートカットとは、マウスを使用しての動作を、キーのみですることである
早く覚えたほうが、それだけ早く作業ができる
ショートカット表のショートカットは、絶対に覚えること
LESSON4までに90パーセント近くのショートカットが登場する

メニューバーの各動作の右に、ショートカットが記されている

操作方法について

ひとつの動作をするのに、いろいろな操作方法があり、その全部の方法を教えるが、全部を覚える必要はなく、自分が使いやすい方法を使用して構わない。しかし、ショートカットは覚えなければいけないので、なるべくショートカットを使うこと

グラフィックデザイン制作物の種類

●ポスター
●チラシ
●カタログ
●パンフレット
●封筒
●名刺
●カレンダー
●書籍の装丁
●広告
●各種マニュアル
●展示パネル
●ラべル、タグ
●メニュー
●会社案内
●雑誌など編集物(エディトリアルデザインと呼ばれる)
●包装紙、手提げ袋(パッケージデザインと呼ばれる)

制作の過程や材料として、使用される、ロゴ、マーク、地図、グラフ、等のデザイン・制作や、
写真修正・加工もグラフィックデザイナーの仕事である

フォルダーについて

フォルダーとは、コンピュータの中の引き出しのようなもの。フォルダーの中にフォルダーもできる

フォルダーを開く

  • フォルダーをダブルクリック
  • フォルダーを選択してる状態でCtrlO

フォルダーを閉じる

  • フォルダー上の×ボタンをクリック
  • フォルダーを開いてる状態でCtrlW

新規フォルダーを作る

フォルダを作成したい場所で

  • Ctrl + SHIFT + N
  • メニューバー → ファィル → 新規フォルダー
  • 右クリック→ 新規フォルダー

新規フォルダーに名前をつける

名前の部分がブルーの状態 → かな選択キーを押す → 自分の名前を入力 → 変換 → 実行

フォルダーを一気に閉じる

デスクトップで開いているたくさんのフォルダーを、一気に閉じる

Ctrl + Alt + W

「第一階層」という言葉
ディスクトップやサーバのフォルダーの「最初の部屋」ということ

イラストレーターについて

大きくいえば、カンプ、印刷、出力データ作りができるアプリケーション
具体的にいえば、定規、エンピツ、コンパス、ポスターカラー、筆のようなもの。

●線や図形を描く
●着色をする
●グラフ作りやトレースをする
●写真の貼り込みをする
●レイアウトをする    
●テキスト入力をする
●イラストを書き起こす

イラストレーターのバージョン

約20年で
5.0、5.5、7.0、8.0、9.0、10.0、CS、CS2、CS3、CS4、CS5、CS6、CCと登場した

  • ショ−トカットは10.0、CS、CS2、CS3、CS4、CS5、は共通である
  • 新機能があるかないかの違い。基本的操作は変わらない。
  • 新しいバージョンでは、古いバージョンのデータは開く。
    古いバージョンでは、新しいバージョンのデータは開かない
    「5.0、5.5、7.0、8.0、9.0、10.0」と「CS、CS2、CS3、CS4、CS5」の互換性は、悪い

イラストレーターを起動する

  • イラストレーターのアイコンをダブルクリック(mac)
  • スタート→すべてのプログラム→イラストレーター(windows)

イラストレーター基本画面の説明

基本画面

メニューバー………………各種機能

パレット……………………表示がない時はメニューバーのウインドウに収納されている(チェックが入っていればパレットは出ている状態。移動したり分離したり小さくしたりできる)

ツール……………選んだツールの詳細が、オプションバーに出る

タイトルバー……………名前、倍率、カラーモード、プレビュー画面……プレビュー画面については後日くわしく説明する

※パレットやツールバーについている▲矢印をクリックすると、オプションが現れる 

普段よく使用するものだけまとめて右に、表示しておく
ps_name

イラストレーターの基本操作について

資料2.aiイラストレーターでファイルを開く

データを開く方法はいくつかあります

  • 開きたいデータをドラッグしてイラストレーターの上ではなす
  • 開きたいデータを選択し右クリック → プログラムから開く → イラストレーターを選択
  • メニューバー → ファイル → 開く → 開きたいデータを選択
  • CtrlO

※低いバージョンのデータを開くとき下記のようなダイヤルログが表示されたら、必ず《更新》を選択する

SS 2015-09-16 17.59.00 

新規作成

  • CtrlN
  • メニューバー → ファィル → 新規

書類設定

  1. アートボードを仕上がりサイズにする。
  2. 書類設定の方向。「タテ位置」「ヨコ位置」を決める
  3. カラーモード設定を決める。
    印刷物を作成する際には「CMYK」に設定する

アートボードとは、デザインをするときの机のようなもので、アートボードの内側が、プリント、印刷される。
よって、デザインはアートボード内で作らなければいけない。
不要な材料は、アートボードの外側に置くことが、望ましい

練習ー1

A4サイズ、縦で新規作成する。

書類設定の変更をする

作業途中のアートボードの大きさの変更は、
メニューバー → ファイル → 書類設定(ドキュメント設定)→ アートボードを編集

練習ー2

B4サイズ、横に書類設定を変更する。

「天地」「左右」とは
グラフィックデザイナーやカメラマンがよく使う言い方で、「天地」=「高さ」。「左右」=「幅」のことである

「CMYK」カラーモードの「CMYK」とは
C…………Cyan
M…………Magenta
Y…………Yellow
K…………Black
の略であり、印刷に最適な色の三原色である
印刷に使用される写真データは、
通常「CMYK」カラーモードである
「RGB」カラーモードの「RGB」とは
R…………Red
G…………Green
B…………Blue の略である
「RGB」は光の三原色である

SS 2015-09-16 15.35.23

SS 2015-09-16 15.35.33

ファイルの「終了」「閉じる」「隠す」について

アプリケーションの「終了」「閉じる」「隠す」の、
使い分けの理解すること

終了する

イラストレーターを終了するということ

  • メニューバー → イラストレータ → 終了
  • CtrlQ

閉じる

イラストレーターは起動したまま、1つのファイルを閉じるということ

  • 画面上×ボタンをクリック
  • CtrlW
  • メニューバー → ファィル → 閉じる

隠す

データファイルを使い終わってはいないが、使用中の画面を隠して、わずかの間、ブラウザなどの別の作業をする

  • メニューバー → イラストレータ → イラストレータを隠す
  • WindowsマークD(Windowsのみ)
  • Commandtab(Macのみ)

すでに開いてる、他のデータを見る

メニューバー → ウインドウ(下部に表示)される → データを選択する

★★★

ファイルを保存する

通常の保存をする

  • メニューバー → ファイル → 保存
  • CtrlS

作業中は、頻繁にすること

別名で保存をする

  • CtrlAltS
  • メニューバー → ファイル → 別名で保存

保存先に注意すること